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■問題PDF 



令和7年度_学力検査問題過去問【千葉】- 社会


■目次 


大問1
大問2
大問3
大問4
大問5
大問6
大問7
大問8




■大問1
次の会話文は、社会科の授業で、あいさんが「千葉県の現状と課題」に関して調べ、まとめたことを発表している場面の一部である。これに関して、あとの(1)〜(4)の問いに答えなさい。



先生:今回は、皆さんに、「千葉県の現状と課題」について自分で資料を集めて考察する課題を出しましたが、どのようなことを調べましたか。

あい:私は、県のホームページの内容から、その歴史と現状について次のようにまとめました。

現在の千葉県がある場所には、古代では、a下総国、上総国、安房国という三国がありました。鎌倉時代には、源頼朝に協力した千葉氏が房総半島で大きな勢力を占め、江戸時代には、幕府にとって重要な地域として発展していきました。そして、現在は、首都圏にあって自然豊かな環境を生かし、農業や水産業が盛んなだけでなく、臨海部の工業地帯、幕張新都心の商業施設など、高度に産業が発展している地域もあります。また、日本の空の玄関口である成田国際空港を有し、観光業も盛んです。


先生:歴史を踏まえて千葉県の現状を簡潔にまとめていますね。課題についてはどうですか。

あい:千葉県のb公害問題やc訪日外国人に関する課題について調べたところ、興味深いことがわかりました。また、最近話題になっている生成AIが、千葉県の課題をどのように回答するのかも調べてみました。

先生:生成AIを使ったのは、とても興味深いですね。使ってみてどうでしたか。

あい:便利ですが、生成AIの回答が本当に正しいのかどうか、疑問を感じました。

先生:確かに、生成AIは便利なツールですが、利用するときには、さまざまな注意点があります。今回の学習を通して、それらについても考えることができましたね。


問題1-1:会話文中の下線部 a について、複数に分かれていた国を最終的に千葉県として一つにする政策が実施された理由の一つは、日本の独立を保つために中央が直接地方を治める必要があったからと考えられる。その必要が生じたことと関係の深い、外国とのできごととして最も適当なものを、次の年表中のア~エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。





解答 : ウ


解説 :
ア:誤り。近代の千葉県誕生とは時代が大きく異なる。
イ:誤り。元寇は中世の出来事で、江戸時代〜明治維新を経ての県政整備とは無関係。
ウ:正解。この条約により、日本は本格的に外国と通商を開始し、不平等条約を結部。その後、明治政府は条約改正と国家の近代化を進めるため、中央集権体制の確立を急速に進めた。
エ:千葉県の成立(1873年)より後で、県統合とは直接関係ない。”





問題1-2:会話文中の下線部 b について、次の文章は、あいさんが公害に関してまとめたものである。文章中の【 I】 、【II 】にあてはまる語句の組み合わせとして最も適当なものを、あとのア~エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

戦後、多くの公害問題が発生する中、各地で住民運動が行われました。1967年に企業や政府、住民が果たすべき義務を明記した【 I 】が制定され、1971年に環境保全に関わる中心機関として【 II 】が設立されました。

ア I:公害対策基本法  II:厚生省
イ I:環境基本法    II:環境庁
ウ I:公害対策基本法  II:環境庁
エ I:環境基本法    II:厚生省”




解答 :ウ


解説 :
ア: 厚生省は保健・福祉を担当する省庁であり、1971年に公害対策専門の行政機関として設置されたのは「環境庁」。
イ: 環境基本法は1993年に制定された法律で、1970年代の公害対策には関係がない。




問題1-3:会話文中の下線部 c について、あいさんは、資料1と資料2を作成した。これらから読み取れることをまとめた説明文X~Zのうち、内容が正しいものの組合せとして最も適当なものを、あとのア~エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

X 資料1において、全ての項目で上位5位以内に含まれる都道府県は三つあり、資料2において、宿泊費が、訪日外国人一人当たりの旅行支出では最も大きな割合である。
Y 資料1の全ての項目において、近畿地方と九州地方の両方の府県が含まれている。また、資料2において、2番目に多いのは飲食費である。
Z 資料1の項目Bにおける千葉県の金額は、1位の都道府県の金額の約およそ8分の1で、資料2において、買物代、飲食費、娯楽等サービス費が、訪日外国人一人当たりの旅行支出の半数以上を占める。

ア XとY
イ XとZ
ウ YとZ
エ XとYとZ





解答 :イ


解説 :
X:正しい。資料1からすべての項目で上位5位以内に含まれるのは東京都、大阪府、福岡県。また、資料2から宿泊費が34.6%で最大。
Y:誤り。資料2で二番目に多いのは買物代(26.4%)で飲食費(22.6%)ではない。
Z:正しい。資料1項目Bより、1位は東京都で14.8。千葉県の1.8とは、14.8÷1.8≒8.2でおよそ8分の1。資料2において、買物代(26.4%)、飲食費(22.6%)、娯楽等サービス費(5.1%)を足すと54.1%となり半数以上になる。




問題1-4:次のメモは、あいさんが生成AIについて調べた内容をまとめたものである。このメモ中の【 】 にあてはまらないものを、あとのア~エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

メモ
≪生成AIの特徴≫
○あらかじめ大量の情報を学習することにより、ある単語や文章の次に続く単語や文章を推測し、統計的にそれらしい応答をつくる。
○あたかも人間と自然な会話をしているかのような応答ができる。

≪生成AIを利用する際の注意事項≫
○【 】が必要である。

ア 生成AIに個人情報を学習させると、個人情報流出の危険があり、個人情報保護の視点を持つこと
イ 生成AIの回答であっても、著作権を侵害しないよう注意すること
ウ 生成AI自体の得意・不得意を学びながら、情報を正しく活用すること
エ 生成AIの回答は精度が高く、全面的に信用して積極的に活用すること”




解答 :エ


解説 :
ア:実際に生成AIでは個人情報保護が重要で、注意事項として適切。
イ:生成AIが作成した内容が、既存の著作物に似てしまうことがあるため、注意が必要。
ウ:生成AIには向き不向きがあり、それを理解した上で使うことが大切






■大問2
ゆうさんたちは、次の地図を使って学習した。これに関して、あとの (1)〜(4) の問いに答えなさい。




問題2-1:次の文章は、ゆうさんが日本の地形の特徴についてまとめたレポートの一部である。文章中の【 I 】、【 II 】にあてはまる最も適当なものを、あとのア〜エのうちからそれぞれ一つずつ選び、その符号を答えなさい。

本州中央部には、飛騨、木曽、赤石の三つの山脈が連なっており、合わせて【 I 】とよばれている。【 I 】の東側には、「大きな溝」という意味をもつ【 II 】があり、本州は東西で地形が異なる。

【 I 】の選択肢:
• ア 日本アルプス
• イ 越後山脈
• ウ 関東山地
• エ 中央高地

【 II 】の選択肢:
• ア プレート
• イ 火山
• ウ 南海トラフ
• エ フォッサマグナ



解答 :Ⅰア、Ⅱエ


解説 :
【Ⅰ】
日本アルプス:飛騨・木曽・赤石山脈の総称
【Ⅱ】
フォッサマグはナラテン語で「大きな溝」。糸魚川静岡構造線の東側





問題2-2:次の表は、ゆうさんが2022年のぶどう、みかん、りんごの主産地と収穫量の割合を県別にまとめたものであり、レポートは、表中の主産地についての特徴をまとめたものの一部である。表とレポート中のア〜エは、地図中のA〜Dの県のいずれかに当てはまるものを、最も適当なものを、ア〜エのうちからそれぞれ一つずつ選び、その符号を答えなさい。

レポート:

ぶどうは、昼夜の温度差のある水はけのよい場所が好まれる。表中の(ア)県や(イ)県の盆地は扇状地が多く見られ、栽培に適している。
みかんは、温暖で長い日照時間を好む。特に、(ウ)県や静岡県の水はけの良い傾斜地では、栽培がさかんである。
(エ)県は、冷涼な気候を好むりんご栽培に適ている。りんごの生産地上位5県のなかで、最も南にある地の利を生かして他の主生産地よりも早く収穫し、市場へ出荷している。




解答 :Bエ、Dウ


解説 :
【”A:山形県 B:長野県 C:山梨県 D:和歌山県

ぶどうの盆地(扇状地):ア山梨県・イ山形県
温暖で傾斜地(みかん):ウ和歌山県
冷涼+最南のりんご県:エ長野県”





問題2-3:次の文章は、まきさんが地図中の北海道の農業について調べたノートの一部である。文章中の【 】にあてはまる最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

北海道の中央部を流れる石狩川の中・下流域は、日本有数の稲作地帯です。かつては、土の栄養分がない【 】が広がっていたため、農業に不向きな土地でした。

ア 盆地
イ 泥炭地
ウ 三角州
エ 台地”



解答 :イ


解説 :
“ア:誤り。山に囲まれた土地。北海道中央部には少ない。
イ:正解。有機質の湿地。栄養分が少ない。
ウ:誤り。栄養分は少なくない。
エ:誤り。水はけよいが、稲作には不向き。”





問題2-4:次の2枚の図は、地図中の北海道の海に面したある地域の地形図と、国や自治体の防災マップ(ハザードマップ)を参考に、かずさんが作成した津波浸水想定区域図である。また、レポートは、かずさんが2枚の図から読み取ったことがらをまとめたものの一部である。これらを見て、あとの①、②の問いに答えなさい。

レポート:

この地区は、蘭島川に沿った低地に商店・水田・畑があり、傾斜地やその近くで(ア)果樹栽培が行われています。図中の北西から陸地へ向かって津波が到達すると、蘭島駅から見て(イ)北の方角にある海岸沿いの地域は、ほぼ浸水想定区域になることがわかりました。

(ウ)消防署は、浸水想定区域内にあります。津波が発生した時の避難先は、郵便局から蘭島川上流方面にある二つの(エ)高等学校が指定されていますが、沿岸部から指定の避難先が離れているため、早めに避難した方がよいと考えます。



➀ レポート中の下線部ア〜エのうちから、内容が誤っているものを一つ選び、その符号を答えなさい。



解答 :エ


解説 : 蘭島川上流方面あるのは、小・中学校であり高等学校ではない。
小中学校の地図記号:
「文」という漢字を単純化した記号。
高等学校の地図記号:
「文」という漢字を単純化した記号を、丸で囲んだ記号。




➁ さまざまな自然災害発生時の対応や日頃の心がけをまとめたものとして、内容が誤っているものを、次のア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

ア 避難タワーの設置に際し林の植林帯、築堤の対策と併せて定期的な防災訓練を実施することは、災害の拡大を防ぐためにも必要である。
イ 防災マップ(ハザードマップ)の示す情報に注意し、災害の状況に合わせて避難経路や避難場所を確認することが重要である。
ウ 外出先で災害が発生したとき、避難場所を指示されても、自宅近くのほかに指定された避難場所に向かって移動を開始した方がよい。
エ 北海道南東、四国中村の連携、自衛隊等関係機関への円滑な派遣要請や救助要請、被災地を支援していくために必要な活動のしくみが、国によってつくられた。



解答 :ウ


解説 : 「自宅近くの避難所に向かうことが安全」とは限らず、外出先での状況に応じた避難が最優先される。








■大問3
まさるさんたちは、次の世界地図を使って調べ学習をした。これに関して、あとの(1)〜(5)の問いに答えなさい





問題3-1:次の文章は、まさるさんが緯度について調べてまとめたものの一部である。文章中の【 I 】〜【 III 】にあてはまる最も適当なものを、【 I 】、【 III 】ア〜エのうちから、【 Ⅱ 】はア、イのうちからそれぞれ一つずつ選び、その符号を答えなさい。

東京は【 I 】の西側に位置するので、シアトルよりも時刻が【 II 】います。東京は東経135度の経線を標準時として定めており、シアトルの標準時の経度は【 III 】度なので、両都市の時差は、17時間であることがわかります。

【Ⅰ】の選択肢
ア:本初子午線
イ:日付変更線
ウ:標準時子午線
エ:赤道

【Ⅱ】の選択肢
ア:進んで
イ:遅れて

【Ⅲ】の選択肢
ア:東経120
イ:東経105
ウ:西経120
エ:西経105



解答 :Ⅰイ、Ⅱア、Ⅲウ


解説 :
【Ⅰ】
ア:正解。東経・西経の基準、ロンドンを通る
イ:誤り。東西の「日付」の区切り(太平洋)
ウ:誤り。各国独自の標準子午線。>
エ:誤り。緯度0度の基準線。時差とは無関係

【Ⅱ】
東京はシアトルより東にある → 東に進むほど時刻が早くなる

【Ⅲ】
東京:東経135度で、経度15度ごとに1時間の時差。

時差が17時間あるので、経度差は15×17=255で、シアトルは西経。

135(東京の経度)+ X(シアトルの経度) = 255より、西経120度





問題3-2:次の表は、世界地図中のX〜Zを含む2022年の日本の貿易総額及び貿易相手上位五つの国・地域とその割合を示したものであり、会話文は、よしえさんと先生が【Ⅰ】、【Ⅱ】について話している場面の一部である。【Ⅰ】、【Ⅱ】に共通してあてはまるものの組み合わせとして最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

よしえ:【Ⅰ】は、近年、先住民の権利がより一層尊重されるようになった国です。また、大陸の中央部にあるウルルは、先住民が、昔から大切にしてきた場所ですね。

先生:その通りです。【Ⅰ】は、地下資源が豊富で、鉄鉱石やボーキサイトの産出量が多く、日本と経済的にも深いつながりがあります。【Ⅱ】は、輸出品目が衣服の繊維業等から、造船や自動車、鉄鋼業等へと変わってきています。

よしえ:【Ⅲ】は日本との文化交流も盛んですね。観光地としても人気があり、日本と時差がないので行き来しやすいですね。

ア:Ⅰ:オーストラリア Ⅱ:大韓民国
イ:Ⅰ:オーストラリア Ⅱ:タイ
ウ:Ⅰ:ニュージーランド Ⅱ:大韓民国
エ:Ⅰ:ニュージーランド Ⅱ:タイ



解答 :ア


解説 :
【Ⅰ】
先住民の権利が尊重され、ウルル(エアーズロック)がある → オーストラリア

【Ⅱ】
日本と時差がない(時差ゼロ)なのでタイは不適(時差2時間)。文化交流・観光が盛ん → 韓国





問題3-3:次のレポートは、やすおさんが世界地図中のXについてまとめたものの一部である。レポート中の【Ⅰ】〜【Ⅲ】にあてはまる最も適当なものを、【Ⅰ】、【Ⅲ】はア〜エのうちから、【Ⅱ】はア、イのうちから、それぞれ一つずつ選び、その符号を答えなさい。

【レポート】
近年のXは、シェンチェンやアモイのような経済特区が【Ⅰ】部を中心に急速に発達しました。これらの都市は【Ⅱ】ことで経済を急速に発展させました。その一方で、発展した工場による石油燃料の大量消費や、都市部を中心とした交通渋滞の対策が追いつかず、【Ⅲ】の問題が発生しており、その改善が求められています。

【Ⅰ】の選択肢
ア:西部の内陸
イ:東部の河川
ウ:北部の山岳
エ:南部の沿海

【Ⅱ】の選択肢
ア:他国を頼らずに、政府が決めた計画に沿って生産を行ってきた
イ:外国企業を受け入れることで工業化を進め、世界各地に工業製品を輸出した

【Ⅲ】の選択肢
ア:人口減少
イ:大気汚染
ウ:経済格差(経済の格差)
エ:土地不足



解答 :Ⅰエ、Ⅱイ、Ⅲイ


解説 :
【Ⅰ】
海に面していて外国に近く、輸出入がしやすいため経済特区は沿海部。

【Ⅱ】 中国の経済特区は1980年代以降、外資企業の受け入れにより輸出型工業化を進めた。

【Ⅲ】
ア:誤り。都市部では逆に人口増加傾向
イ:正解。工場・車による公害と一致
ウ:誤り。沿海部と内陸部の経済格差はあるが、文脈的に公害と直接関係しない。
エ:誤り。渋滞・燃料消費とは無関係”





問題3-4:次のメモとグラフは、りょうこさんがある都市の気候とその地域のくらしの特徴についてまとめたものの一部である。このメモとグラフに該当する都市を、世界地図中のA〜Dのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

【メモ】《くらしの特徴》
この都市がある地域は、乾燥に強い植物が広く栽培されており、その加工品は、地域の食文化を支えています。
夏の強い日差しを避けるため、窓は小さく、石造りの伝統的な建物を見ることができます。

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解答 :A


解説 :グラフより、夏に気温が高く降水量が少なく冬に気温が下がり降水量が比較的多いので、地中海性気候。乾燥植物と石造り文化が一致するためA





問題3-5:次の文章は、やすこさんが世界地図中の○で示した地域の地形の特徴について、調べたことをまとめたものの一部である。文章中の【 】にあてはまる最も適当なことばを、「氷河」、「海水」の二つの語を用いて20字以内(読点を含む。)で答えなさい。
○の地域の地形は、細長く、奥行きのある入り江が続く海岸線が特徴です。その海岸線は、【 】ことで形成されました。



解答 :氷河にけずられた谷に、海水が入り込む


解説 :ノルウェーのフィヨルド地形の形成について説明すれば良い。








■大問4
次のA〜Dのパネルは、ゆきさんが、「日本の絵画」をテーマに作成したものの一部である。これに関して、あとの(1)〜(5)の問いに答えなさい。




問題4‐1:パネルAに関連して、7世紀のことがらとして最も適当なものを、次のア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。
ア:イエスは、神の前で人は平等であり、すべての人が神の愛を受けられると説いた。
イ:孔子は、仁(思いやりの心)を重んじ、道徳に基づく政治を行うべきだと説いた。
ウ:ムハンマドは、唯一の神アッラー(アラー)の告げを受けとめて、神への服従を説いた。
エ:シャカは、さとりを開けばこの世の苦しみから救われると説いた。



解答 :ウ


解説 :ア:誤り。イエス(キリスト教)紀元前1世紀ごろ。
イ:誤り。孔子(儒教)紀元前6世紀。
ウ:正解。ムハンマド(イスラム教の開祖)7世紀。
エ:誤り。シャカ(仏教の開祖)紀元前5世紀。





問題4‐2:パネルB中の下線部aに関連して、次のア〜エは、日本と中国とのかかわりについて述べたものである。これらを年代の古いものから順に並べ、その符号を答えなさい。
ア:足利義満は、正式な貿易船に中国から与えられた勘合を持たせ、朝貢形式の貿易を行った。
イ:空海は、中国で仏教を学んだ後に東大寺で戒律を開き、高野山に金剛峯寺を建てた。
ウ:平清盛は、航路や港を整えて中国との貿易をすすめ、厳島神社の社を整備した。
エ:遣隋使は、小野妹子を中国に派遣し、進んだ文化や政治制度を取り入れようとした。



解答 :エ→イ→ウ→ア


解説 :
エ:遣隋使の派遣 小野妹子(聖徳太子の命) 607年
イ:空海が唐から帰国し仏教伝来・高野山 空海 806年帰国
ウ:日宋貿易・厳島神社整備 平清盛 12世紀後半(1160年代)
ア:勘合貿易(明との朝貢形式) 足利義満(室町幕府3代) 1404年ごろ開始





問題4‐3:パネルC中の下線部bに関連して、次の文章は、安土城を築いた織田信長の政策について述べたものである。文章中の【 】にあてはまる適当なことばを、「座」「免除」の二つの語を用いて20字以内(読点を含む)で答えなさい。
織田信長は、次々と政策を打ち出した。その一つが楽市令(楽市・楽座)である。これは商品の製造や販売を独占する【 】を自由な経済活動を行わせることが目的であった。



解答 :座を廃止し、税を免除することで商人





問題4‐4:パネルDに関連して、次の文章は、ゆきさんがいくつかの時代の文化についてまとめたものである。文章中の【Ⅰ】、【Ⅱ】にあてはまる語句の組み合わせとして最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

平安時代には、日本人固有の感情を表現できる仮名文字の作品など、独自の国風文化が生まれた。室町時代には、公家の文化と武家の文化が交じり合い、【Ⅰ】の影響も受けた室町文化(北山及び東山文化)が生まれた。その後、織田信長や豊臣秀吉による統一が進むと、権力や富をほこる戦国大名や豪商による壮大で豪華な文化が生まれた。そして、江戸時代に入ると、17世紀後半から18世紀初めにかけて、【Ⅱ】元禄文化が生まれた。

ア:Ⅰ 禅宗 Ⅱ 政治の安定や商業の発達を背景に、上方を中心とした
イ:Ⅰ 禅宗 Ⅱ それまでの中国(唐)風の文化を基に、日本の生活に合わせた独自の
ウ:Ⅰ 南蛮 Ⅱ 政治の安定や商業の発達を背景に、上方を中心とした
エ:Ⅰ 南蛮 Ⅱ それまでの中国(唐)風の文化を基に、日本の生活に合わせた独自の



解答 :ア


解説 :
イ・エの「中国(唐)風の文化を基に〜」:
     → これは平安時代前半(奈良時代や唐風文化)の説明であり、元禄文化とは無関係。
ウ・エの「南蛮」:
→ 室町末期~安土桃山期に南蛮貿易や南蛮文化(キリスト教・鉄砲・南蛮屏風など)が入ってくるが、室町文化(特に北山・東山)とは時期や性質が異なる。





問題4‐5:右の資料は、ゆきさんが日本の絵画についてさらに調べる中で見つけた、オランダの画家ゴッホが描いた油絵である。この絵は次に大きな影響を与え、モチーフともなった日本の絵師の作品は、パネルA〜Dのうち、どの時代のものか。最も適当なものを、A〜Dのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。
また、ゴッホらに影響を与えた「現世謳歌」を題材とし、多色刷りで印刷されたり、描かれたりした日本の絵画をなんと呼ぶか。漢字3字で答えなさい。




解答 :パネル:D、絵画:浮世絵


解説 :ゴッホをはじめとする19世紀のヨーロッパの芸術家たちは、日本美術(特に浮世絵)に大きな感銘を受けた。よってゴッホに影響を与えた日本絵画の時代はパネルDの「江戸時代」が最も適当。「現世謳歌」や「多色刷り」は浮世絵の特徴。









■大問5
次の文章は、あきおさんが見つけた、平和を求めたある人物が1940年12月に書いた手紙の一部である。これに関して、あとの(1)〜(5)の問いに答えなさい。(文中の「[…]」は中略を示す。)



Xわたしの人生の使命は、a過去三十三年の間、民族や肌色や主義の相違を超えて人類を友とすることによって、全人類の友情を得ることでありました。

…Yあなたがチェコスロヴァキヤに軍隊を与え、ポーランドを解体し、デンマークを席巻した…わたしは、あなたがこうした略奪を高潔な行為だと考えていると信じています。けれども、わたしは子供の頃から、そうした行為は人間性を堕落させるものであると考えるよう教わってきました。それゆえに、わたしたちにはどうしても、あなたの武力の成功を祈ることはできません。…わたしたちは、ナチズムに劣らず【 】b帝国主義にも反対しています。…わたしたちは、戦場で彼らを打ち負かすのではなく、改心させようとしているのです。わたしたちの闘いは、【 】支配に対する非武装の反抗です。…わたしたちの支配者たちは、わたしたちの国土と肉体を所有することはできるでしょうが、わたしたちの魂は所有できません。…

わたしたちは過去半世紀間、【 】支配を断ち切ろうと努めてまいりましたが、独立運動がいまだに盛り上がったことはありません。最も有力な政治組織であるインド国民会議派が、いまやその目標達成のために努力しているのです。

わたしたちは、非暴力の努力によって、かなりの成功をおさめてまいりました。…

それゆえにわたしたちは、人類の名において、c戦争をやめるようあなたにお願い申し上げます。



問題5‐1:文章中の【 】に共通してあてはまる国名として最も適当なものを、次のア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

ア:アメリカ
イ:イギリス
ウ:ドイツ
エ:フランス”



解答 :イ


解説 :イギリスはインドの植民地支配者。ガンディーの非暴力抵抗の相手。フランスも植民地帝国だが、インドの宗主国ではない





問題5‐2:下線部X,Yについて、手紙の差出人である「わたし(=X)」と受取人である「あなた(=Y)」の組み合わせとして最も適当なものを、次のア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

ア:X:アンネ=フランク Y:ローズベルト(フランクリン=ローズベルト)
イ:X:アンネ=フランク Y:ヒトラー
ウ:X:ガンディー     Y:ローズベルト(フランクリン=ローズベルト)
エ:X:ガンディー     Y:ヒトラー



解答 :イ


解説 :イギリスはインドの植民地支配者。ガンディーの非暴力抵抗の相手。フランスも植民地帝国だが、インドの宗主国ではない





問題5‐3:下線部aについて、「過去三十三年の間」に起きたできごとを、次のア〜エのうちから三つ選び、年代の古いものから順に並べ、その符号を答えなさい。

ア:アメリカの呼びかけで開かれたワシントン会議で、日本は海軍の軍備制限を受け入れた。
イ:遼東半島、台湾、澎湖諸島を、清が日本に譲り渡すことを決めた下関条約が結ばれた。
ウ:占領地からの軍隊の引き上げを求める勧告に反発した日本が、国際連盟を脱退した。
エ:後に社会運動全体を制約し、取り締まるようになる治安維持法が、日本で成立した。



解答 :ア→エ→ウ


解説 :手紙は1940年12月に書かれたので「過去33年間」=1907年〜1940年
ア:ワシントン会議 1921〜22年
イ:下関条約 1895年 期間外
ウ:日本の国際連盟脱退 1933年
エ:治安維持法の制定 1925年





問題5‐4:下線部bについて、あきおさんは、帝国主義の背景の一つに産業革命があると考え、産業革命の影響等を次の表にまとめて比較した。表中の空欄【Ⅰ】〜【Ⅲ】にあてはまることばを、下のA〜Fの中から選ぶとき、最も適当な組み合わせを、あとのア〜カのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

A:輸入された綿織物が国内で人気を集め、主要な毛織物に加えて、綿織物を自国で生産したり、大量生産したりするために技術革新が進められた。
B:国の富国強兵・殖産興業政策が、産業革命が起きるきっかけの一つとなった。
C:資金や機械などを持つ資本家が、労働者を雇って、利益を追求する資本主義という経済のしくみができた。
D:長時間労働、子どもや女性の重労働などの社会問題が起きた。
E:貧富の差を生み出す原因は資本主義にあるとして、生産手段を共有(公有)し、平等な社会を実現しようとする社会主義を主張するものが現れた。
F:失業者を救済するため、ニューディール政策により、公共事業をおこした。

【組合せ選択肢】
ア I:A II:B III:C・D・E
イ I:A II:B III:C・D・F
ウ I:A II:E III:B・C・D
エ I:B II:A III:C・D・E
オ I:B II:A III:C・D・F
カ I:B II:E III:A・C・D




解答 :エ


解説 :【Ⅰ】B(富国強兵・殖産興業)日本の産業化は政府主導が特徴
【Ⅱ】A(綿織物→技術革新)産業革命発祥国イギリスの実情
【Ⅲ】C・D・E(資本主義・労働問題・社会主義)産業革命の社会的影響は共通





問題5‐5:下線部cに関連して、次の文章は、あきおさんが平和な社会を実現するための課題についてまとめたものの一部である。文章中の【 】にあてはまる語として最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

インターネットの普及により、情報は一瞬のうちに世界中に広まり、国家という枠組みを越えて世界が相互に関係を強める【 】が急速に進んだ。平和・経済・環境といった課題はより複雑になり、今や一国だけでは解決が難しくなっている。

ア:近代化
イ:グローバル化
ウ:民主化
エ:地球温暖化



解答 :イ


解説 :ア:近代化 国家内の発展。
ウ:民主化 政治制度の話で、インターネットや国際課題とは関係が薄い。
エ:地球温暖化 環境問題の一例であり、社会の構造的変化ではない









■大問6
次の文章は、かづきさんが経済主体についてまとめたレポートの一部である。これを読んで、あとの(1)〜(3)の問いに答えなさい。

経済活動とは、家計、a企業、政府という経済主体の間を、bお金が循環することだとされています。お金は、企業が生産・販売する商品などの財だけでなく、電車賃や通信料など、サービスに対しても支払われます。一方で、警察や消防、教育や福祉などの公共サービスは、納められたc税金をもとに政府が供給します。政府は、経済活動を支える大切な役割があります。



問題6‐1:下線部aに関連して、次の文章は、かづきさんが企業をとりまく状況の変化についてまとめたものです。文章中の【 I 】、【 II 】にあてはまる語の組み合わせとして最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

企業をとりまく状況は大きく変化しています。企業は利益を追求する活動だけでなく、さまざまな活動を通して社会に貢献する【 I 】が求められています。また、企業で働く従業員の働き方を改善し、【 II 】が調和されるような環境づくりが求められています。

ア:I 企業の社会的責任 II ユニバーサルデザイン
イ:I 公的扶助     II ユニバーサルデザイン
ウ:I 企業の社会的責任 II ワーク・ライフ・バランス
エ:I 公的扶助     II ワーク・ライフ・バランス



解答 :ウ


解説 :
【Ⅰ】
「企業の社会的責任」利益追求だけでなく環境保護・地域貢献などへの責任を含む。
「公的扶助」これは政府による生活困窮者支援で、企業の役割とは異なる。

【Ⅱ】
「ワーク・ライフ・バランス」仕事と私生活の両立を目指す取り組み。
「ユニバーサルデザイン」誰にでも使いやすいデザインという意味で、働き方の調和とはずれる”





問題6‐2:下線部bに関連して、次の会話文は、かづきさんと先生が日本銀行について話し合っている場面の一部である。会話文中の【 】にあてはまる語として適当なものを、あとのア〜オのうちから2つ選び、その符号を答えなさい。

かづき:先週、母と銀行へお年玉を預けに行ったら、日本銀行という銀行があると聞きました。

先生:そうですね。銀行は私たちの身近に複数ありますけれど、日本銀行は特別な役割がある銀行です。日本銀行について、何か調べてみたことはありますか?

かづき:はい。私たち個人は日本銀行にお金を預けることはできませんが、【 】や【 】はお金を預けることができます。さらに日本銀行は、紙幣を発行している唯一の銀行だということがわかりました。

先生:よく調べましたね。日本銀行について、これからしっかり学習していきましょう。

ア:国会議員
イ:公務員
ウ:海外投資家
エ:銀行
オ:政府



解答 :エ、オ


解説 :
日本銀行は「銀行のための銀行(中央銀行)」であり、一般企業や個人は預金できない。

ア:国会議員 (個人)
イ:公務員 (個人)
ウ:海外投資家 (国外の個人や民間企業)




問題6‐3:下線部cに関連して、次の資料は、かづきさんが日本、アメリカ、フランス、スウェーデンの社会保障のあり方の違いを調べ、作成したグラフである。また、あとのレポートは、かづきさんが資料をもとにまとめたものです。レポート中の【 I 】、【 II 】にあてはまるものとして最も適当なものを、【 I 】についてはア〜エのうちから、【 II 】についてはア、イのうちから、それぞれ一つずつ選び、その符号を答えなさい。

レポート
税金の使われ方を調べていくうちに、日本は社会保障関係費が歳出の多くを占めていることがわかりました。そして、「国民負担率」という数値で、世界の国の社会福祉の充実度を測ることができるそうです。「国民負担率」とは、税負担率と社会保障負担率を合わせたもので、私は、日本、アメリカ、フランス、スウェーデンの4か国と比較しました。国民負担率が50%を超えているのはスウェーデンとフランスです。4か国の中で社会保障負担率が最も低いのはスウェーデンで、税負担率が2番目に低いのが日本です。以上のことから、4か国の中で、アメリカは【 I 】で、政府の役割の面で「【 II 】政府」であることがわかります。

【 I 】の選択肢:
ア:A
イ:B
ウ:C
エ:D

【 II 】の選択肢:
ア:大きな
イ:小さな




解答 :Ⅰイ、Ⅱイ


解説 :
【Ⅰ】
国民負担率が50%を超えているのはスウェーデンとフランス→C or D
社会保障負担率が最も低いのがスウェーデン→D:スウェーデン、C:フランス
税負担率が二番目に低いのが日本→A:日本
よってアメリカはB

【Ⅱ】
アメリカは税や社会保障負担が低い:経済活動への政府介入を最小限に抑え、市場原理の作用を重視する









■大問7
次の文を読み、あとの(1)〜(3)の問いに答えなさい。

日本国憲法は日本の最高法規であり、人権の保障やa国会、内閣、b裁判所、c地方自治などについて定めています。



問題7‐1:下線部aに関連して、次の資料は、かなえさんが選挙についてまとめたレポートの一部である。資料中の【 I 】、【 II 】にあてはまる語の組み合わせとして最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

資料
この絵は、帝国議会開設当初の衆議院議員選挙の様子を描いた風刺画です。絵の中のAは納税額による選挙権が制限されている人、Bは記名した投票用紙を選挙立会人に示してから投票箱へ入れようとするところを描いています。Aからは【 I 】が実現していないこと、Bからは【 II 】が実現していないことが読み取れます。

選択肢:
ア:I 平等選挙 II 直接選挙
イ:I 平等選挙 II 秘密選挙
ウ:I 普通選挙 II 直接選挙
エ:I 普通選挙 II 秘密選挙




解答 :エ


解説 :
普通選挙:性別・財産・身分などの制限なしで原則すべての成人に選挙権。納税額による制限はそれに反する。
秘密選挙:誰に投票したかが他人に知られないようにする原則。記名式はそれに反する。




問題7‐2:下線部bに関連して、次のア〜エの4枚のカードは、かなえさんが最高裁判所、高等裁判所、地方裁判所、簡易裁判所についてまとめたものです。これらのうち、地方裁判所についてまとめたカードとして最も適当なものを、次のア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

ア:この裁判所は、全国に1か所しかありません。法律などが憲法に違反していないかを最終的に判断する権限を有するので、「憲法の番人」と呼ばれています。
イ:この裁判所は、全国に50か所あります。裁判員とともに、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑罰にするかを決める裁判を担当します。
ウ:この裁判所は、全国に438か所あります。弁済額が140万円以下の民事裁判と、一部の刑事裁判の第一審を担当します。
エ:この裁判所は、全国に8か所あり、4種類ある下級裁判所の一つです。重大な刑事裁判の第二審を担当します。



解答 :イ


解説 :
ア:誤り。最高裁判所の説明。
イ:正解。
ウ:誤り。簡易裁判所の説明
エ:誤り。高等裁判所の説明




問題7‐3:下線部cに関連して、次の文章は、かなえさんが直接請求権についてまとめたレポートの一部である。文章中の【 】にあてはまる適当なことばを、「有権者」の語を用いて25字以内(読点を含む)で答えなさい。

地方公共団体の首長の解職(リコール)を請求するときには、【 】に提出する。その後、有権者による投票が行われ、過半数の賛成があった場合、解職となる。



解答 :有権者の3分の1以上の署名を、選挙管理委員会


解説 :首長の解職請求には、有権者の3分の1以上の署名が必要。提出先は選挙管理委員会。








■大問8
次の(1)、(2)の問いに答えなさい。



問題8‐1:次の文章は、ゆたかさんが発展途上国の人々の自立支援の事例について調べたものである。文章中の【 】にあてはまる語として最も適当なものを、あとのア〜エのうちから一つ選び、その符号を答えなさい。

収入を増やして生活水準を向上させ、それを社会全体へと拡大させることで、貧困から抜け出すことが可能になります。【 】は、事業を始めたい人々に対して、無担保で少額のお金を貸し出し、収入を得る機会を与えることで、貧困から脱却し自立した生活を促します。

ア:国連児童基金(UNICEF)
イ:政府開発援助(ODA)
ウ:国際通貨基金(IMF)
エ:マイクロクレジット



解答 :エ


解説 :
“ア:UNICEF 子どもの保護と教育・健康支援を行う国連機関 貧困層の起業支援とは異なる。
イ:ODA 先進国が発展途上国に行う政府レベルの開発援助 国単位の支援で、個人の融資ではない。
ウ:IMF 国際通貨の安定や経済危機時の融資を行う組織 貧困層の生活支援とは直接関係しない。
エ:正解。失業者や十分な資金のない起業家、または貧困状態にあり融資可能でない人々を対象とする少額の融資。





問題8‐2:”次の資料1、資料2と説明文は、ゆたかさんが2022年の世界のエネルギー事情を発表する際、日本、アメリカ、フランス、ドイツの発電エネルギー源別割合と発電電力量を調べてまとめたものである。これらのうち、ドイツを示すものとして最も適当なものを、資料1、資料2中のA〜Cおよび説明文のア〜ウのうちからそれぞれ一つずつ選び、その符号を答えなさい。

ア:この国は、4か国の中で発電エネルギー源割合における原子力の割合が最も多いですが、原子力発電電力量は2番目に多くなっています。
イ:この国は、4か国の中で発電エネルギー源割合における化石燃料の割合が2番目に多いですが、化石燃料、再生可能エネルギー、水力、原子力の発電電力量も最も多くなっています。
ウ:この国は、4か国の中で発電エネルギー源割合における再生可能エネルギーの割合が最も多いですが、再生可能エネルギー発電電力量は2番目に多くなっています。



解答 :資料:B、説明文:ウ


解説 :この4カ国の中で最も発電電力量が多いのはアメリカ→C:アメリカ
フランスは原子力の割合が最も多い→A:フランス
よってドイツはB。

説明文
ア:誤り。フランスの説明。
イ:誤り。アメリカの説明。
ウ:正解。B(ドイツ)は再生可能エネルギーによる発電エネルギー源割合が他の3カ国に比べて最も高い。




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