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令和7年度_学力検査問題過去問【長野】- 社会
■目次
大問1
大問2
大問3
■大問1
【問1】 優さんは、税について興味をもち、調べた。 (1) 優さんは、日本の古代の税について調べたことをノート1にまとめた。 ノート1 a魏志倭人伝には、日本最古の税に関する記述があり、税が収められる倉庫があったことが記されている。戸籍がつくられるようになると、農民には戸籍に基づいて口分田が与えられるとともに税が課されたが、b税の負担から逃れようとする者もいた。
1-1①:下線部aに書かれている内容の一部として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア 百済を支援する日本と戦って勝利した。
イ 倭寇の取り締まりを日本に求めた。
ウ 日本から使者として小野妹子が送られてきた。
エ 邪馬台国の卑弥呼に金印を送った。
解答 : エ
解説 : 『魏志倭人伝』は中国(魏)の歴史書で、邪馬台国の女王・卑弥呼が魏に使いを送り、「親魏倭王」の称号と金印を授かったことが記されている。アは白村江の戦い(唐・新羅)、イは中世の倭寇、ウは遣隋使(隋)の記述。
1-1②:下線部bにかかわって、資料1のように実際の人数とは異なると思われる戸籍がある。このような戸籍がある理由の1つと考えられることとして最も適切なものを、成人した農民の税負担の内容をまとめた表から読み取れることをもとに、下のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア 租の負担をなくすために、男子が女子として戸籍に登録されている。
イ 調と庸の負担から逃れるために、男子が女子として戸籍に登録されている。
ウ 租の負担をなくすために、女子が男子として戸籍に登録されている。
エ 調と庸の負担から逃れるために、女子が男子として戸籍に登録されている。
解答 : イ
解説 : 表より、「租」は男女共に負担するが、「調」と「庸」は男子のみの負担である。資料1で女子が極端に多いのは、重い負担である調・庸を逃れるために、男子を女子と偽って登録したためと考えられる。
優さんは、税の集め方の変化について調べたことをノート2にまとめた。
ノート2 社会の実態に合わせ、課税の対象が人間から土地に移り変わった。源頼朝が荘園や公領に設置した「あ」は、年貢の取り立てを請け負った。c豊臣秀吉は太閤検地を行い、百姓は石高に基づく年貢を納めることになった。
1-2①:「あ」に当てはまる語句として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア 管領 イ 執権 ウ 地頭 エ 守護〕
解答 : ウ
解説 : 鎌倉幕府において、国ごとに置かれ軍事・警察を担当したのが「守護」、荘園や公領ごとに置かれ年貢の取り立てや土地の管理を行ったのが「地頭」である。
1-2②:下線部cにかかわって、安土桃山時代について述べた文として適切なものを、次のア~エから2つ選び、記号を書きなさい。
ア 全国の統一が進み、巨大な石垣と雄大な天守を備えた大阪城が築かれた。
イ 社会が安定して町人を担い手とする文化が栄え、尾形光琳が装飾画を描いた。
ウ 支配者である武士の気風にあった文化が育ち、運慶らが金剛力士像をつくった。
エ 大名や豪商などによる豪華な文化が生まれ、狩野永徳がきらびやかな絵を描いた。
解答 : ア、エ
解説 : ア:豊臣秀吉による大阪城築城は安土桃山時代。エ:狩野永徳(唐獅子図屏風など)は安土桃山時代の桃山文化を代表する画家。イは江戸時代の元禄文化、ウは鎌倉時代の鎌倉文化の説明。
1-3:優さんは、江戸時代に諸藩が年貢米を略地図の都市に運んだことを知った。都市A(略地図で大阪の位置)について述べた文として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア 中国人が滞在する唐人屋敷がおかれ、清との貿易が行われた。
イ 「天下の台所」といわれる商業の中心地であり、蔵屋敷が多く建てられた。
ウ 朝廷がある古くからの都で、西陣織など、高い技術で優れた工芸品が生産された。
エ 旗本・御家人と諸藩の武士が数多く住み、18世紀初めには人口は約100万人を数えた。

解答 : イ
解説 : 地図の位置は大阪。江戸時代の大阪は物流の中心地として「天下の台所」と呼ばれ、諸藩の蔵屋敷が置かれた。アは長崎、ウは京都、エは江戸の説明。
優さんは、税収の不足に対する取組とその影響について調べたことをノート3にまとめた。
ノート3
d田沼意次は、年貢以外の新たな収入源を得ようとしたが、政治への批判が高まったことなどから、老中を退いた。海外では、財政難のイギリスが植民地へ新たな税を課したことに対して、e植民地側が「代表なくして課税なし」と反発して独立戦争が起き、アメリカが独立した。
1-4①:下線部c(田沼意次は、年貢以外の新たな収入源を得ようとした)にかかわって、田沼意次が、商工業者に株仲間をつくることをすすめた目的を、特権、税の2語を用いて簡潔に説明しなさい。
解答 : (例) 株仲間に特権を認める代わりに税を納めさせるため
解説 : 田沼意次は、商人の同業者組合「株仲間」を積極的に公認し、営業の独占などの「特権」を与える見返りとして、「税」を幕府に納めさせて財政の立て直しを図った。
1-4②:下線部dにかかわって、アメリカについて述べた文として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア ビスマルクの下で軍事力を高め、産業も急速に発展した。
イ レーニンの指導の下、史上初の社会主義の政府がつくられた。
ウ 憲法に基づいて国王が政治を行う国として独立した。
エ 三権分立などを定めた憲法がつくられ、ワシントンが大統領に就任した。
解答 : エ
解説 : アメリカ独立戦争後、1787年に合衆国憲法が制定され、三権分立や連邦制が定められた。初代大統領にはワシントンが就任した。アはドイツ、イはソ連、ウは立憲君主制(アメリカは共和制)の説明。
優さんは、税について書かれた資料2から考えたことをノート4にまとめた。
資料2 税について書かれた文章
「政府は法令を設けて悪人を取り締まり、善人を保護する。しかし、それを行うには多くの費用が必要になるが、政府自体にはそのお金がないので、税金としてみんなに負担してもらう。これは政府と国民双方が一致した約束である。」(「学問のすゝめ」より作成)
ノート4
「い」は、著書の「学問のすゝめ」で、欧米の思想を紹介するとともに、資料2の部分で、「う」について記している。大日本帝国憲法では、予算の成立には議会の同意が必要とされており、選挙で議員が選ばれる衆議院では、f政党が政府の増税案に反対することもあった。
1-5①:「い」に当てはまる人名を書きなさい。また、「う」に当てはまる言葉として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア 善人は税金を納めなくてよいとする根拠
イ 直接税と間接税の長所の比較
ウ なぜ税を納めるのかという理由
エ 納税方法の変化の歴史
解答 : い:福沢諭吉
う:ウ
解説 : 『学問のすゝめ』の著者は福沢諭吉。資料2は、政府が行政サービス(警察など)を行う対価として国民が税を負担するという「社会契約説」的な考え方を述べており、「なぜ税を納めるのかという理由」を説明している。
1-5②:下線部fにかかわって、次のア~エのできごとが古い順になるように左から並べて、記号を書きなさい。
ア 桂太郎内閣が成立すると、憲法の精神に基づく政治を守ろうという護憲運動が起こった。
イ 原敬は、大部分の閣僚を立憲政友会の党員が占める本格的な政党内閣を組織した。
ウ 近衛文麿によって大政翼賛会が組織されると、政党は解散してこれに合流した。
エ 自由民権運動のなかで、板垣退助を党首とする自由党が結成された。
解答 : エ→ア→イ→ウ
解説 : エ:自由党結成(1881年・明治)。ア:第一次護憲運動(1912年・大正)。イ:原敬内閣成立(1918年・大正)。ウ:大政翼賛会結成(1940年・昭和)。
1-6:優さんは、税と選挙権のかかわりについて、資料3をもとに、桜さんと話し合った。「え」~「か」に当てはまる最も適切なものを、下のア~キから1つずつ選び、記号を書きなさい。
会話文
優:国の予算は国会で決めるから、選挙権は国民が税の使い道を決めるための大切な権利だよね。
桜:1890年に初の国政選挙が行われてから、1928年の選挙では「え」による制限が廃止されるなど、選挙権は人々の努力により拡大されてきたよ。
優:一方で投票率は低下していて、2017年の投票率は1890年と比べて「お」%低くなっているよ。現在は、「か」歳から選挙権があるから、税の使い道のことを考えて投票したいね。
〔ア 18 イ 20 ウ 30 エ 40 オ 職業 カ 性別 キ 納税額〕

解答 : え:キ
お:エ
か:ア
解説 : え:1925年の普通選挙法(1928年実施)で撤廃されたのは「納税額」の制限。お:1890年(93.7%)と2017年(53.7%)の差は40.0ポイント。か:現在の選挙権は満18歳以上。
■大問2
各問いに答えなさい。
I 緑さんは、日本の梅加工品の販売会が海外で行われていることに興味をもち、梅の生産と梅加工品の販売について調べた。
緑さんは、全国の梅の収穫量について調べ、資料1を用意した。

2-I-1①:「あ」に当てはまる、前橋市が県庁所在地である県名を書きなさい。
解答 : 群馬(県)
解説 : 前橋市が県庁所在地なのは群馬県。群馬県は梅の生産が盛んである。
2-I-1②:和歌山県の梅の収穫量は、全国の梅の収穫量の何%を占めているか、最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア 約27% イ 約47% ウ 約67% エ 約87%〕
解答 : ウ
解説 : 64400 ÷ 96600 × 100 ≒ 66.66…%なので、約67%となる。
緑さんは、梅の収穫量が多い、和歌山県みなべ町の梅の生産の様子について調べ、略地図1、みなべ町の一部を示した地形図、図1を用意して、ノートにまとめた。
ノート
・みなべ町は、略地図1に示される位置にあり、「い」山地と太平洋に囲まれている。気候は暖流の「う」の影響を受けて一年を通して温暖で、梅の栽培に適している。
・梅の果樹園は町内に広く分布し、a地形図のAやBのように、様々な地形で梅の栽培が行われている。
・みなべ町で栽培される梅の約8割が、この地域発祥の南高梅である。南高梅は完熟すると果実が木から落ちるため、図1のように木の下に網を張る収穫方法が開発され、完熟した大きな果実を、できるだけ傷をつけないように収穫することができるようになった。
・地形を生かして網を張ることで、網に落ちた果実が転がって集まり、果実をまとめて拾い集めることができるようになった。この収穫方法は、果実を木からもぎとる方法に比べ、「え」ことができる。
2-I-2①:「い」、「う」に当てはまる語句として最も適切なものを、次のア~カから1つずつ選び、記号を書きなさい。
〔ア 親潮 イ 出羽 ウ 対馬海流 エ 紀伊 オ 黒潮 カ 中国〕
解答 : い:エ
う:オ
解説 : 和歌山県(紀伊半島)にある山地は「紀伊山地」、太平洋側を流れる暖流は「黒潮(日本海流)」である。
2-I-2②:下線部aについて、地形図のAは、Bと比較すると、地形の様子はどのようになっているか、最も適切なものを、次のア~ウから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア 急な傾斜 イ ゆるやかな傾斜 ウ 平ら〕
解答 : ア
解説 : 地形図の等高線の間隔を見ると、A地点周辺は間隔が狭く、B地点周辺は間隔が広い。等高線の間隔が広いほど傾斜は「ゆるやか」である。
2-I-2③:「え」に当てはまる適切な言葉を、資料2から読み取れることにふれて、収穫という語を使って、簡潔に書きなさい。

解答 : (例) 収穫にかかる時間を減らす
解説 : 資料2より、10kgあたりの収穫時間が10分から6分へと短縮されているため、作業効率が上がっていることがわかる。
緑さんは、梅加工品の販売について調べる中で、資料3~5を用意し、光さんと話し合った。
会話文
緑:みなべ町では、町の中心産業となっている梅を買ってもらうために、様々な工夫をして梅を加工、販売していることを知ったよ。
光:資料3、4から、「お」ことで、より多くの人に買ってもらおうとしていることがわかるね。
緑:資料5から、日本の梅干し等の輸出額は、2017年と2022年を比べると、「か」いることがわかったよ。みなべ町の生産者の中にも、b海外へ輸出している人がいるみたい。
光:私も調べてみたら、みなべ町では行政や生産者がインターネットを使って積極的に情報発信していることがわかったよ。インターネットはどの地域からでも、日本全国や世界中の多くの人に情報を伝えられるよさがあるよね。
緑:生産者は、インターネットを使うことで「き」の経路が短縮され、消費者に直接商品を販売することができるね。また、消費者にとっては様々な方法で商品を購入することができるようになり、梅の消費がより増えるのではないかな。
2-I-3①:「お」に当てはまる適切な言葉を、資料3、4からそれぞれ読み取れることにふれて、簡潔に書きなさい。
解答 : (例) 様々な塩分濃度や風味の異なる梅干しを販売したり、外国人に 向けて梅干しを紹介したりする
解説 : 資料3からは多様なニーズに合わせた商品開発、資料4からは外国人観光客や海外市場へのアピール(インバウンド対策)が読み取れる。
2-I-3②:「か」、「き」に当てはまる語句として最も適切なものを、次のア~オから1つずつ選び、記号を書きなさい。
〔ア 増えて イ 減って ウ 生産 エ 流通 オ 加工〕
解答 : か:ア
き:エ
解説 : 資料5の棒グラフは右肩上がりなので「増えて(ア)」。生産者から消費者へ商品が届くまでの流れを「流通(エ)」といい、直販によって卸売などを省略できる。
2-I-3③:下線部b(海外へ輸出)にかかわって、資料6は日本から輸出する際の海上輸送と航空輸送による違いをまとめたものである。海上輸送はC、Dのどちらに当てはまるか、記号を書きなさい。また、長く保存できる梅干しを大量に輸出する際に主に使われるのは、海上輸送と航空輸送のうちどちらか、書きなさい。

解答 : 記号:C
輸送:海上輸送
解説 : 海上輸送は大量の荷物を安く運べるため、自動車や鉄鋼などに使われる(C)。航空輸送は高価で軽量・鮮度が重要なものに使われる(D)。梅干しは保存がきき重量があるため海上輸送が適している。
2-I-4:緑さんは、みなべ町で資料7の新しい梅の品種の栽培が行われていることを知った。この品種の栽培が、梅の消費の拡大につながると考えられる理由の1つを、資料8の南高梅の利用状況との違いにふれて、簡潔に書きなさい。

解答 : (例) 南高梅は梅干しに利用される割合が高いが、露茜は飲料用に利用される割合が高く、梅干し以外の梅加工品も販売することができるため
解説 : 南高梅はほとんどが梅干し用だが、露茜は飲料(ジュース・酒)やジャムに向いており、新たな需要を開拓できる点が消費拡大につながる。
II 緑さんは、サウジアラビアに興味をもち、略地図2、資料9を用意した。

2-II-1:サウジアラビアの位置として最も適切なものを、略地図2のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
(略地図2:ア ヨーロッパ、イ エジプト周辺、ウ アラビア半島、エ インド)
解答 : ウ
解説 : アラビア半島の大部分を占める国がサウジアラビア(ウ)。アはフランス、イはエジプト、エはインド。
2-II-2: 原油の産出量及び輸出量について、資料9から読み取れることとして適切なものを、次のア~エからすべて選び、記号を書きなさい。
ア サウジアラビアは、産出量も輸出量も世界第1位である。
イ サウジアラビアは、産出量で世界に占める割合より、輸出量で世界に占める割合のほうが高い。
ウ サウジアラビアは、産出量の半分以上の量を輸出している。
エ 産出量の上位5か国は、輸出量の上位5か国とすべて同じである。
解答 : イ、ウ
解説 : ア:産出量1位はアメリカ。
イ:産出12.7% < 輸出16.3%。
ウ:産出量約361417×0.127≒46000万tの半分は約23000万t、輸出量は約205739×0.163≒33500万tなので半分以上。
エ:産出上位(米露サ中イ)、輸出上位(サ露イ米カ)で異なる。
2-II-3:緑さんは、資料10を見つけ、サウジアラビアの輸出額について、原油や石油製品の割合が高いことに気づいた。このように、特定の農産物や資源の輸出によって成り立つ経済のことを何経済というか。カタカナ7字で書きなさい。

解答 : モノカルチャー
解説 : 特定の一次産品の生産・輸出に依存する経済構造をモノカルチャー経済という。
緑さんは、サウジアラビアに図2、3の施設があることを知り、雨温図と資料11を用意した。

2-II-4①:図2の農場がつくられた理由の1つとして考えられることを、雨温図から読み取れることにふれて、かんがいという語を使って、簡潔に書きなさい。

解答 : (例) 降水量が少ないので、かんがいを行う必要があるため
解説 : 雨温図より年降水量が年間を通して約50mm以下と非常に少ない乾燥帯であるため、農業を行うには地下水などを散水する「かんがい」が必要となる。
2-II-4②:緑さんは、図2、3、資料11を見て、次のようにまとめた。「く」に当てはまる適切な語句を、漢字4字で書きなさい。
「サウジアラビアは、砂漠と石油のイメージが強かったが、砂漠でも大規模な施設を使用して農業を行っていることがわかった。また、発電については、2015年以降は太陽光や風力などの「く」エネルギーによる発電も始まり、石油に依存しない社会づくりを目指して動き始めていることがわかった。」

解答 : 再生可能
解説 : 太陽光、風力、地熱など、自然界に常に存在し枯渇しないエネルギーを「再生可能エネルギー」という。
■大問3
【問3】 各問いに答えなさい。
長野県に住む花さんと晴さんは、持続可能な社会をテーマに、自分たちの住むまちについて考えた。
3-I-1:花さんは、自分の住むまちに資料1があることに気づいた。資料1に複数の外国語表記が載っている理由の1つとして最も適切なものを、資料2から読み取れることをもとに、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア 日本を訪れた外国人旅行者の割合は、アジア州より北アメリカ州のほうが高いから。
イ 日本を訪れた外国人旅行者のうち、ヨーロッパ州からの旅行者が最も多いから。
ウ アジア州や北アメリカ州など、様々な地域から外国人旅行者が日本を訪れているから。
エ 世界各地へ行く日本人旅行者が多いから。
解答 : ウ
解説 : 資料2より、アジアからの旅行者が多いが、北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど世界各地から来日しているため、多言語対応が必要となる。
(2) 花さんは、資料3を見つけ、外国の通貨を日本の通貨である円に両替できる場所があることを知った。

3-I-2①: 異なる国同士の通貨を交換する際の比率を何というか、書きなさい。
解答 : 為替相場
解説 : 通貨の交換比率のこと。「為替レート」や「外国為替相場」ともいう。
3-I-2②:外国の通貨に対して、円の価値が下がること(円安)の影響として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
ア 商品を外国から日本に輸入する企業にとっては、有利になる。
イ 外国人旅行者は、両替により、得られる円が少なくなる。
ウ 商品を日本から外国に輸出する企業にとっては、有利になる。
エ 外国へ行く日本人旅行者は、両替により、得られる外国の通貨が多くなる。
解答 : ウ
解説 : 円安になると、海外での日本製品の価格が下がり売れやすくなるため、輸出企業に有利になる。逆に輸入品は高くなる。
3-I-3:花さんは、資料4から一部のピクトグラム(案内用図記号)が、2017年に外国人旅行者にわかりやすいように改正されたことを知った。外国人旅行者にわかりやすいように改正した理由の1つとして考えられることを、資料5、6からそれぞれ読み取れることにふれて、簡潔に書きなさい。
解答 : (例) オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定し、外国人旅行者数がさらに増えていくことが予想されたから
解説 : 資料5で東京五輪開催が決まり、資料6で訪日外国人数が増加傾向にあることから、今後さらに増える外国人に向けた環境整備が必要になったといえる。
3-I-4:(4) 花さんは、外国人旅行者が多く訪れている京都市の資料7を見つけ、考えたことをノート1にまとめた。あ に当てはまる適切な言葉を、マナーという語を使って、5字以上10字以内で書きなさい。
ノート1 京都市には、旅行者が京都の文化を尊重し、観光を楽しむことを目的として、資料7のような「あ」ための案内表示があり、日本人だけではなく、外国人にもわかりやすくなっている。
解答 : (例) マナーを伝える
解説 : 資料7は観光地でのルールやマナーを周知するためのものであり、観光公害(オーバーツーリズム)対策の一環である。
晴さんは、障がい者や高齢者に着目して調べ、資料8を見つけた。
資料8 長野県が制定した法の条文(一部)
第2条 この「い」において、「障害者等」とは、障害者、高齢者、傷病者、妊産婦、乳幼児を同伴する者 その他の者で日常生活又は社会生活における行動に制限を受けるものをいう。
第7条 県は、次に掲げる基本方針に基づき、福祉のまちづくりのための施策を総合的に推進するものとする。
(2) a障害者等の社会参加の妨げとなっている障壁を取り除き、建築物等の安全かつ容易な利用を a 図るため、特定施設の整備等を促進するよう必要な措置を講ずること。
3-I-5①:「い」に当てはまる、地方公共団体が法律の範囲内で定めることができる独自の法のことを何というか、漢字2字で書きなさい。
解答 : 条例
解説 : 地方公共団体の議会が制定する独自の法を条例という。
3-I-5②:下線部aの考え方をあらわす語句として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア インフォームド・コンセント イ 情報リテラシー ウ ノーマライゼーション エ バリアフリー〕
解答 : エ
解説 : 障がい者や高齢者が社会生活を送る上で障壁(バリア)となるものを取り除く考え方をバリアフリーという。
晴さんは、長野県の取組を調べる中で、資料9を見つけ、わかったことをノート2にまとめた。
ノート2 長野県では、障がい者や高齢者等が過ごしやすくなるために、事業者が行う設備の整備に、b予算を配分していることを知った。この予算は、c県民からの提案、要望等を反映してつくられていることから、よりよい社会の実現に向けて、私たちも参加できることがわかった。
3-I-6①:下線部b(予算を配分)にかかわって、地方財政の歳出の項目のうち、福祉関連施設の整備・運営の費用として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア 総務費 イ 民生費 ウ 公債費 エ 教育費〕
解答 : イ
解説 : 高齢者や障がい者、児童などの福祉に関する費用は「民生費」に含まれる。
3-I-6②: 下線部cにかかわって、国や地方公共団体に要望を伝えることができる権利として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア 請願権 イ プライバシーの権利 ウ 団結権 エ 平等権〕
解答 : ア
解説 : 国や地方公共団体に対して、政治上の要望を国民が直接申し出る権利を請願権という(憲法第16条)。
花さんと晴さんは、それぞれが調べたことをもとに話し合った。
会話文
花:私は、dまちの案内表示が外国人旅行者にもわかりやすく工夫されていることを知ったよ。様々な案内表示から、お互いに思いやり、協力し合うことが大切だと考えたよ。
晴:私は、e長野県が障がい者や高齢者等が過ごしやすくなるための取組をしていることを知ったよ。その中で、よりよい社会の実現に向けて、私たちもかかわることができるとわかったよ。
花:お互いの立場を考え、意見を出し合っていくことが、持続可能な社会につながっていきそうだね。世界では、国際連合が「誰一人取り残さない」を理念にSDGsを掲げ、様々な取組をすすめているよ。
3-I-7:下線部d、eの2つの内容に最もかかわりのあるSDGsの目標を、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
解答 : ア
解説 : 案内表示の工夫やバリアフリーなどの取り組みは、すべての人が快適に暮らせる「住み続けられるまちづくり」に関連する。
II A市に住む登さんは、市内の路線バスの利用者数に興味をもち、路線バスの現状について資料10、11を用意し、考えたことをノート3にまとめた。
ノート3 A市の路線バスの利用者数は、2016年から2021年にかけて減少した。市民からは利便性に課題があるという意見がある。人口減少や高齢化が進む中、「う」の公正さという視点から、f公共交通を必要としている人のために利便性を高めていく必要がある。
3-II-1:「う」に当てはまる語句として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号を書きなさい。
〔ア 手続き イ 機会 ウ 対立 エ 効率〕
解答 : イ
解説 : 誰もが等しく公共交通を利用できるようにすることは「機会の公正」にあたる。
3-II-2:下線部fにかかわって、登さんは、資料12の乗合タクシーが導入されていることを知った。そこで、「路線バスをすべて乗合タクシーに切り替えることで、公共交通を必要としている人にとっての利便性がより高まるのではないか」と考え、資料13~15を用意した。
すべて乗合タクシーに切り替えることがよいと考えられる理由(理由)と、乗合タクシーに切り替えるうえでの課題(課題)について、条件1、2に従って書きなさい。なお、数字の場合は1字1マス使うこと。
条件1: 理由と課題の根拠となる資料を、資料13~15からそれぞれ2つずつ選び、その資料の番号を書くこと。ただし、すべての資料を必ず1回は選ぶこと。
条件2: 選んだ資料をもとに、理由と課題を、それぞれ40字以上60字以内で書くこと。

解答 : (理由例) 資料13, 15
予約で指定した時間に利用でき、また、乗合タクシーの利用率が高い60歳以上の人数が、今後も増えていくと予測されるため。(58字)
(課題例) 資料13, 15
8時前や17時以降に利用することができないため、路線バスを多く利用している19歳以下の人が困ると予測されること。(56字)
解説 : 資料13から「予約時間」「運行時間の制限」、資料14から「自宅前乗降(高齢者等)」、資料15から「高齢者の人口増」「若者のバス利用率」を読み取り、メリット(高齢化社会対応・柔軟な時間)とデメリット(通学時間帯の不便さ・予約の手間)を記述する。
