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令和7年度_学力検査問題過去問【高知】- 国語


■目次 


大問1
大問2
大問3
大問4






■大問1



次の(一)~(五)の問いに答えなさい。



1-1:次の1・2の文の傍線部の漢字の読みがなを、それぞれ書きなさい。

1 地域の人と親睦を図る。
2 トンネルが山を貫く。



解答 :
1 しんぼく
2 つらぬ


解説 : 1 「親睦」とは、互いに親しみ合い、仲よくすることである。

それぞれの漢字の意味は以下のようなものがある。
・親:したしむ。したしい。
・睦:むつまじい。親しい。むつむ。仲良くする。
よって、似た意味の漢字を組み合わせた熟語である。

また、「親」を「シン」、「睦」を「ボク」と読むのはどちらも音読みである。

2 「貫」の漢字には、「物の中間をつらぬき通す。最後まで筋を通してやりぬく。」といった意味がある。




1-2:次の1・2の文の傍線部のカタカナを、それぞれ適切な漢字に直して書きなさい。

1 テツボウにぶら下がる。
2 出発を一日ばす。



解答 :
1 鉄棒
2 延


解説 :
1 鉄棒は「鉄」製の「棒」のことである。

2 この問題の「のばす」は、「予定や日時をおくらせる。」という意味である。よって、「延」の漢字を使うのが適当である。

他の漢字の「のばす」についても整理する。
・伸ばす:曲がったり、縮んだりしているものをまっすぐにする。厚みのある物を、押し広げて薄く平たくする。他のものを加えて、濃度をうすめる。勢力や能力などを大きくしたり、豊かにしたりする。




1-3:次の行書で書かれた漢字の部首の名称を、ひらがなで書きなさい。



解答 : さんずい


解説 : 「浸」の字の部首は、左側の部分である。この部首は「さんずい」である。
この部首は、水に関する漢字がもつものであり、訓読みすると「ひたす」「ひたる」「つかる」「しみる」などがある。




次の文について、後の1・2の問いに答えなさい。
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 どの試作品も、1少しの違いはあっても本質的には同じで、完成レベルに達していないため、2改良を試みて品質の向上を目指そう



1-4-1:傍線部1の「少しの違いはあっても本質的には同じ」という意味に最も近い故事成語を、次のア~エから一つ選び、その記号を書きなさい。
ア 蛇足  イ 五十歩百歩  ウ 漁夫の利  エ 矛盾



解答 : イ


解説 : 「少しの違いはあっても本質的には同じ」という意味に最も近い故事成語は、「五十歩百歩」である。よって、選択肢イが適当である。
「五十歩百歩」は、「たいして違いがない。本質的な相違はない。」という意味である。中国の古典である『孟子』に書かれていることが由来で、「戦場で五十歩逃げた者も、逃げたという点では変わりがなく、ただわずかな距離の差があるに過ぎないという意味。」である。

他の選択肢についても整理する。
・蛇足:付け加える必要のないもの。無用の長物。
 『戦国策』に記されている、「中国の楚の国で、蛇の絵をはやく描く競争をした時、最初に描き上げた者がつい足まで描いてしまったために負けた」という故事が由来である。
・漁夫の利:人と人が争っている間に、第三者が利益を得てしまうことのたとえ。
 『戦国策』の、「シギとハマグリが争っているのを利用して、漁夫が両方ともつかまえた」という話が由来になっている。
・矛盾:前後のつじつまが合わないこと。両立しないこと。論理が一貫しないこと。
 『韓非子』に書かれていてる「昔、中国の楚の国で矛と盾とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」と誇ったが、「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなるか」と尋ねられて答えることができなかった」という話が由来になっている。




1-4-2:傍線部2の「改良を試みて品質の向上を目指そう」から、動詞を二つそのまま抜き出して書きなさい。



解答 : 試み・目指そ


解説 : 動詞とは品詞の一つで、主に動作や状態を表すものである。
よって、「改良を試みて品質の向上を目指そう」という文には、「試み」と「目指そ」の2つの動詞が含まれていることがわかる。

※注意するポイント
「試みて」の「て」は動詞の活用語尾ではなく助詞である。また、「目指そう」の「う」は、助動詞である。今回は動詞を抜き出して答える問題なので、これらは含めてはいけない。




いおりさんの学級では、国語の授業で創作した俳句について話し合った。次の【資料】は、いおりさんたちが、俳句の推敲(すいこう)の仕方について学習した際の資料である。また、後の【会話】は、いおりさんたちが、創作した俳句を推敲する際に、【資料】をふまえて話し合った内容の一部である。これらを読んで、後の1~5の問いに答えなさい。
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※本文は著作権保護のため掲載されていませんでした。
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【会話】
いおり ある暑い日の昼に海へ行ったとき、浜辺の砂を波がすくい取って、砂が海の中へ入っていく様子を見ました。その情景が心に残っていたので、「暑い昼波にすくわれ海の砂」という俳句を創作していたのですが、資料を参考にして推敲しました。「波」といえば「海」は[ a ]わかるので、「海」を消して、「暑い昼波にすくわれ砂おどる」としてみました。
あらた いいですね。砂の様子を「おどる」と表現したことで、暑い中、波にすくわれていく砂が、まるで喜んでいるかのように感じられます。ところで、昼間の暑い様子を表す季語を調べてみると、「炎昼」という季語を見つけました。この季語を使うと、暑さがより強調されるのではないでしょうか。
いおり 教えてくれてありがとう。私がイメージする「暑い昼」にぴったりの季語です。「暑い昼」を「炎昼」とし、資料にあったように切れ字の「や」を入れて、「[ b ]」としたいと思います。



1-5-1:【資料】中の二重線部ア~エのうち、活用のある単語を一つ選び、その記号を書きなさい。



解答 : ウ




1-5-2:【資料】で述べられている推敲の仕方を説明したものとして適切でないものを、次のア~エから一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 定型を守ってどこかに季語を入れ、切れ字を用いることで、基本的な俳句となる。
イ 用いている言葉の順序を入れ替えることで、作者の思いをより強く表現できる。
ウ 漢字をひらがなにしたり字数を減らしたりすると、俳句の印象や雰囲気が変わる。
エ 上五と下五が名詞の場合は俳句が固い印象になるので、どちらかを修正するとよい。



解答 : ア




1-5-3:【会話】中の[ a ]に当てはまる言葉として最も適切なものを、【資料】中から六字でそのまま抜き出して書きなさい



解答 : いわなくても




1-5-4:【会話】中の[ b ]に当てはまる最も適切な俳句を、【会話】中の推敲の過程をふまえて、十三字で書きなさい。



解答 : 炎昼や波にすくわれ砂おどる




1-5-5:【会話】中の線部の「『炎昼』という季語」と同じ季節を詠(よ)んでいる俳句を、次のア~エから一つ選び、その記号を書きなさい。

※選択肢は、著作権保護のため掲載されていませんでした。



解答 : エ








■大問2



次の文章を読み、後の(一)〜(四)の問いに答えなさい。

※本文は著作権保護のため掲載されていませんでした。



2-1:文章中の[   ]に当てはまる言葉として最も適切なものを、次のア〜エから一つ選び、その記号を書きなさい。

ア ぜひ  イ 決して  ウ なぜ  エ たとえ



解答 : エ




2-2:文章中の傍線部1に「この七つの円を並べ替えると透明の立方体が浮かび上がっているように見えます」とあるが、その理由を筆者はどのように述べているか。その内容として最も適切なものを、次のア~エから一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 人間は、脳に備わる性質によって、ありもしない形を想像して見ることができるから。
イ 人間は、錯覚するという脳の性質によって、あるはずの形をないものとして見るから。
ウ 人間は、AIと同じ創造的能力をもっており、ありもしない形をつくり出せるから。
エ 人間は、AIの主観的輪郭という現象を利用して、あるはずのない形を連想するから。



解答 : ア




2-3:文章中の傍線部2に「『見る』という、人間が本来もつ創造的な性質は、その使われ方によって、毒にも薬にもなり得るということです」とあるが、筆者は「毒にも薬にもなり得る」とはどういうことだと述べているか。その内容を、三十字以上四十字以内で書きなさい。ただし、句読点その他の符号も字数に数えるものとする。



解答 : 人間の能力を高めることにも、誤った方向に導くことにもなり得るということ。




2-4:この文章の内容と構成を説明したものとして最も適切なものを、次のア〜エから一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 初めに、二つの図を用いて、一方では認識できない図形が、もう一方では認識できるようになる現象を取り上げ、次に、創造することを利用してUXの技術が発達したことを示し、最後に、情報社会の良い側面と悪い側面について述べている。
イ 初めに、二つの図を用いて、人間が複数の円からありもしない立方体を想像することができる仕組みを明らかにし、次に、同様の仕組みから起きる現象の具体例を列挙し、最後に、情報社会の一員としてどのように行動するとよいかについて述べている。
ウ 初めに、二つの図を示して、立方体の辺の見え方について説明し、次に、人工無能について触れたあとUXの技術を進歩させることとなった発想を示し、最後に、情報社会を生きていく私たちが情報とどのように関わればよいかについて述べている。
エ 初めに、二つの図を示して、実在する立方体の辺がどのように隠されているかを解説し、次に、錯覚することと創造することの関係を説明し、最後に、情報社会の人間はどう生きなければならないかについて述べている。



解答 : ウ








■大問3



次の文章を読み、後の(一)・(二)の問いに答えなさい。

※本文は著作権保護のため掲載されていませんでした。



3-1:文章中の傍線部に「さまざまな日常的な会話の中で、ある事柄の感想や意見が述べられたとき、『あなたはどうしてそう考えるのか?』という問いを発して、互いにその理由を突き詰め合うということは、あまり普通ではないように思うのである」とあるが、筆者がそう考える理由を、次の条件1・2にしたがって書きなさい。ただし、句読点その他の符号も字数に数えるものとする。

条件1 全体を四十字以上五十字以内にまとめること。
条件2 解答は「日本人は」で書き始め、「言語化」の言葉を必ず使って書くこと。



解答 : 日本人は、明確に言語化したものを伝達するのではなく、個人の中で暗黙知が形成されるのを待つから。




3-2:この文章で、筆者は、議論をどのようなものだと捉えているか。また、そのような筆者の考えについて、あなたはどのように考えるか。次の条件1~3にしたがって書きなさい。ただし、句読点その他の符号も字数に数えるものとする。

条件1 全体を百字以上百二十字以内にまとめること。
条件2 最初に、筆者の考えを「目的」の言葉を必ず使って説明し、次に、それに対する自分の考えを書くこと。
条件3 自分の考えについては、なぜそう考えるかという理由を明らかにして書くこと。



解答 : 筆者は、議論の目的は、双方の考えの根拠を明らかにし、違いを違いとして認め、何が問題でどうしたら納得する点を見つけられるかを探ることだと捉えている。私も言葉にして伝えないと相違点や共通点を見いだせないと考えるので、議論することは必要だと思う。








■大問4



次の文章を読み、後の(一)~(四)の問いに答えなさい。

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(注)
唐…中国。
おはせよ…おいでください。
いかでかやんごとなき人に、今日参るばかりの粟をば奉らん…どうして尊いお方に、今日召し上がるだけのわずかな穀物を差し上げられましょうか。
まかりしに…通ったところ。
河伯神…河の神。
江湖…大きな川や湖がある場所。
え待つまじ…待てないでしょう。 



4-1:文章中の波線部の「飛びそこなひて」を現代仮名遣いに直して、波線部全部をひらがなで書きなさい。



解答 : とびそこないて


解説 : 語頭と助詞以外のは行の表記は、現代仮名遣いにするとわ行にかわるというルールがある。 よって、「とびそこないて」が正しい。




4-2:文章中の傍線部1の「今日食ふべき料の粟」は、荘子が道を通った時に体験した出来事の中では何に当たるか、文章中から九字でそのまま抜き出して書きなさい。



解答 : 今日一提ばかりの水


解説 : 「今日食ふべき料の粟」は、荘子が食べるに困って、隣に住んでいる監河侯という人に頼んだものである。これと同じようなもので、荘子が道を通ったときの出来事を読むと、車輪の跡の水たまりにいた鮒が荘子に望んだ一杯の水がこれに当たると考えられる。 したがって、「今日一提ばかりの水」が適当である。




4-3:文章中の傍線部2「寄りて見れば」、3「呼びつるなり」の行為を行った者は、それぞれ誰か。その組み合わせとして適切なものを、次のア~エから一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 2―荘子  3―監河侯   イ 2―荘子 3―鮒
ウ 2―監河侯 3―荘子    エ 2―鮒  3―監河侯



解答 : イ


解説 : ・傍線部2「寄りて見れば」について。  これは荘子の話している内容の一部で、荘子が道を進んでいたときに後ろから声が聞こえた場面である。読んでいたのは車輪の跡の水たまりにいた鮒で、荘子はどのような鮒かと思って、水たまりに寄って見たという流れである。よって、「寄りて見れば」の行為を行ったのは荘子である。

・傍線部3「呼びつるなり」について。
 これは車輪の跡の水たまりにいた鮒が、荘子に話した内容の一部である。よって、この行為主は鮒である。

よって、選択肢イが適当である。




4-4:この文章で述べられている内容の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 食べ物に困った荘子が、監河侯に援助を求めて助かったのにお礼をしなかったことから、人から助けてもらったらお礼の気持ちを伝えるのがよいということを述べている。
イ 食べ物に困った荘子が、監河侯に援助を求めたところ、後日訪ねて来るように言われたことから、せっかくの援助も機会を逃すと役に立たないということを述べている。
ウ 食べ物に困った荘子が、監河侯に今あるわずかな金を差し上げようと言われて断ったことから、大金でなければ相手が満足する援助はできないということを述べている。
エ 食べ物に困った荘子が、監河侯に千両の金を援助してもらえるようになったことから、大金を得たら日々の食べ物を買うために使うのがよいということを述べている。



解答 : イ


解説 : 最も適当なものは、選択肢イである。

他の選択肢についても整理する。
・選択肢アについて。
 監河侯に援助を求めた部分までは本文と合っているが、「助かったのにお礼をしなかった」というような記述はない。したがって、「人から助けてもらったらお礼の気持ちを伝えるのがよいということを述べている。」という説明も不適当である。
・選択肢ウについて。
 「監河侯に今あるわずかな金を差し上げようと言われて断った」というようなことは本文に書かれていないので不適当である。また、「大金でなければ相手が満足する援助はできないということ」も書かれていない。
・選択肢エについて。
 「監河侯に千両の金を援助してもらえるようになった」という内容は、本文とは合っていない。監河侯はそのように提案したが、荘子はそれを断って「今日食ふべき料の粟」を頼んだという流れである。よって、選択肢エは不適当である。




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