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令和7年度_学力検査問題過去問【三重】- 社会
令和7年度_学力検査問題過去問【三重】- 社会 解答
■目次
大問1
大問2
大問3
大問4
大問5
■大問1
あとの各問いに答えなさい。
1-1:資料1は、北極点を中心にとらえた地球と南極点を中心にとらえた地球を示したものである。資料1の あ で示した大陸の名称は何か、下のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア. ユーラシア大陸
イ. アフリカ大陸
ウ. 北アメリカ大陸
エ. オーストラリア大陸
解答 : イ
解説 : 「あ」は経度0度の線が貫いている大陸であり、この線はヨーロッパから南下してアフリカ大陸を通ります。
略地図1に示したアジア州について、次の(a)~(c)の各問いに答えなさい。
1-2a:略地図1に A で示した、緯度0度の緯線を何というか、その名称を漢字で書きなさい。
解答 : 赤道
解説 : 地球の自転軸に対して垂直で、北極点と南極点から等しい距離にある緯度0度の線を赤道と呼びます。
1-2b:略地図1に示したインドについて述べた文はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
ア. 経済特区を設けたり、外国の企業と共同で経営する工場を造ったりして、世界各地に工業製品を輸出する工業国に成長し、パソコンや薄型テレビの生産量が世界一である。
イ. 「漢江(ハンガン)の奇跡」とよばれる著しい経済成長の結果、アジアNIES(新興工業経済地域)の1つとなり、1990年代以降は、ハイテク産業が発展してきた。
ウ. 原油や石油製品を輸出して得た利益で産業が成長し、日本の原油輸入総額に占める国別割合の中で、最も高い割合を占めている。
エ. 英語や数学の高い教育水準を背景にICT関連産業が成長し、ICT関連産業の輸出総額に占める国別割合の半分以上がアメリカである。
解答 : エ
解説 : ア・イ(中国・韓国): どちらも「工場の製品づくり」に強く、中国は世界一の生産量を誇る巨大な工業国、韓国は急速な成長を遂げた「アジアNIES」の一員として区別されます。
ウ(西アジア): 日本に多くの石油を供給しているサウジアラビアなどの産油国のことで、工業やITよりも「天然資源の輸出」が経済の柱となっています。
エ(インド): 英語と数学の教育レベルが高いため、コンピュータを使うICT産業が発展しており、時差の関係でアメリカとの取引が非常に多いのが特徴です。
1-2c:資料2は、略地図1に示したタイとマレーシアにおける、1980年と2021年の、輸出総額と輸出品目別割合を示したものである。資料2から読み取れることとして、誤っているものはどれか、下のア~エから1つ選び、その記号を書きなさい。

ア. タイでは、2021年は1980年と比べると、輸出総額に占める野菜・果実の割合は減少したが、野菜・果実の輸出額は増加した。
イ. マレーシアでは、2021年は1980年と比べると、輸出総額とパーム油の輸出額はともに増加した。
ウ. 1980年の天然ゴムの輸出額について、タイとマレーシアを比べると、タイの天然ゴムの輸出額の方が多い。
エ. タイとマレーシアの2か国とも、2021年は1980年と比べると、輸出総額が10倍以上に増加し、輸出総額の最も高い割合を占める輸出品目は機械類になった。
解答 : ウ
解説 : ア・イ: 2021年の輸出総額(2,000億ドル超)は1980年と比べて劇的に増えているため、たとえグラフ上の「割合」が減っていても、実際の「輸出額」は大きく増加しています。
ウ: 1980年の天然ゴムの輸出額は、タイが「65億ドル × 9.3%」なのに対し、マレーシアは「129億ドル × 16.4%」なので、計算するとマレーシアの方が金額は大きいことがわかります。
エ: 両国とも40年余りで輸出総額が10倍以上に増え、かつて主役だった農産物や資源に代わり、現在は「機械類」が最も多く輸出される工業国へと成長しました。
1-3a:略地図2に示したアメリカについて、次の(a)~(c)の各問いに答えなさい。 (a) 略地図2に示した X – Y 間の断面図はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。


解答 : ア
解説 : アメリカ大陸の西側(X側)には高く険しいロッキー山脈があり、東側(Y側)にはなだらかで低いアパラチア山脈が位置しています。
山脈の間には広大な中央平原やプレーリーが広がっているため、断面図の中央は標高が低く平らになります。
西側に高い山があり、中央が低く、東側に少し盛り上がりがある形状を示しているのは「ア」だけです。
1-3b:資料3のア~エは、小麦、とうもろこし、綿花、牛肉のいずれかの生産量が多い5つの州を ● で、それぞれ示したものである。小麦の生産量が多い5つの州を示したものはどれか、資料3のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

解答 : ア
解説 : アメリカでは気候に合わせて栽培作物を分ける「適地適作」が行われており、小麦は乾燥に強いため、中央平原の中でも降水量が少なめの北西部に広がる「小麦地帯」で主に生産されています。資料3のアは、カナダ国境に近いノースダコタ州やモンタナ州などの北西部が塗られており、これが小麦の主な産地の場所と一致します。
ちなみに「ウ」は五大湖に近い湿潤な地域のとうもろこし、「イ」は南部で盛んな綿花の分布をそれぞれ示しています。
1-3c:資料4は、2000年と2020年における、アメリカの総人口に占めるヒスパニックの人々の割合を示したものである。また、資料5は、メキシコの1人あたりの国民総所得(GNI)とメキシコからアメリカへの送金額の推移を示したものであり、資料6は、2020年におけるメキシコの年齢別人口構成を示したものである。資料7の [ I ] にあてはまる内容は何か、資料5、資料6から読み取れることをもとにして、書きなさい。

解答 : 高い賃金を求めて移住してくる
解説 : 資料6のグラフを見ると、アメリカの平均賃金はメキシコの約4倍近くあり、その差は年々広がっていることが読み取れます。この大きな経済的な格差を背景に、資料5が示す通り、メキシコからアメリカへ渡る移民の数は2000年から2020年にかけて増加しています。
つまり、自国よりも「高い賃金」というより良い生活条件を求めて、隣国のアメリカへ移住する人が後を絶たないことがヒスパニックの割合増加の主な要因です。
■大問2
次の略地図を見て、あとの各問いに答えなさい。
2-1:資料1のア~エは、略地図に示した a~d のいずれかの都市における雨温図である。略地図に b で示した都市の雨温図はどれか、資料1のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。


解答 : ウ
解説 : 略地図の b は高知県の高知市付近を指しており、ここは太平洋に面した太平洋側の気候に属しています。太平洋側の気候は、夏に季節風の影響で雨が非常に多くなるのが特徴で、資料1のグラフの中で夏の降水量が突出して多いのはウだけです。
ア:冬の気温が氷点下になる北海道(a)
イ:冬に雨(雪)が多い日本海側(c)
エ:一年中気温が高い南西諸島(d)
略地図に [網掛け] で示した東北地方について、次の(a), (b)の各問いに答えなさい。
2-2a:資料2は、国の伝統的工芸品に指定されている天童将棋駒を示した写真である。この工芸品がつくられている県はどこか、次のア~カから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
ア. 青森県 / イ. 岩手県 / ウ. 宮城県 / エ. 秋田県 / オ. 山形県 / カ. 福島県
解答 : オ
解説 : 天童将棋駒は、山形県天童市で江戸時代から受け継がれている伝統的な工芸品です。
2-2b:資料3は、東北地方における半導体工場の分布と高速道路網を示したものである。東北地方で半導体工業が発達している理由について、資料3から読み取れる特徴を、「高速道路」という言葉を用いて書きなさい。

解答 : 高速道路の近くに分布している。
解説 : 資料3の地図を見ると、半導体工場を示す「●」の多くが、高速道路を示す「線」に沿うように並んで位置していることが分かります。 半導体は「軽薄短小」な高付加価値製品であるため、大型船による海運よりも、高速道路を使ったトラック輸送や空港への搬送が適しています。
2-3:資料4は、略地図に示した福岡県の、1960年と2019年における、工業別の製造品出荷額の割合を示したものであり、資料4の X~Z は、化学、金属、機械のいずれかである。資料4の X と Y にあてはまる工業の組み合わせはどれか、下のア~カから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア. X-化学 Y-金属
イ. X-化学 Y-機械
ウ. X-金属 Y-化学
エ. X-金属 Y-機械
オ. X-機械 Y-化学
カ. X-機械 Y-金属
解答 : カ
解説 : X: 2019年に45.6\%まで急成長した X は、近年「自動車の島」と呼ばれるほど九州で盛んな自動車生産を含む機械工業にあたります。
Y:1960年時点で42.3\%と圧倒的な割合を占めている Y は、官営八幡製鉄所を中心に「鉄の都」として栄えた北九州工業地帯の主力である金属工業です。
2-4:略地図に示した高知県について、資料5は、東京都中央卸売市場への、高知県産のなすの月別出荷量と高知県以外の都道府県産のなすの月別出荷量を示したものである。また、資料6は、東京都中央卸売市場における、なすの1kgあたりの月別平均価格を示したものである。高知県産のなすの月別出荷量には、どのような特徴があるか、資料5、資料6から読み取り、高知県以外の都道府県産のなすの月別出荷量と、なすの1kgあたりの月別平均価格にふれて、書きなさい。

解答 : 高知県以外の都道府県産のなすの月別出荷量が少なく、なすの1kgあたりの月別平均価格が高い時期に多い。
解説 : 高知県産のなすは、他の都道府県産の出荷がぐっと減る11月から6月頃にかけて、集中的に出荷されています。
この時期はなす全体の流通量が少ないため、資料6が示す通り1kgあたりの平均価格が年間で最も高くなっており、有利に販売できています。
このように、温暖な気候やビニールハウスを利用して、あえて他県産の少ない「高い時期」を狙って栽培する方法を促成栽培と呼びます。
2-5:資料7は、略地図に示した新潟県、長野県、愛知県における農業産出額の内訳を示したものである。資料7の [ I ] 、 [ II ] にあてはまる県名の組み合わせはどれか、次のア~カから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア. I -新潟県 II -長野県
イ. I -新潟県 II -愛知県
ウ. I -長野県 II -新潟県
エ. I -長野県 II -愛知県
オ. I -愛知県 II -新潟県
カ. I -愛知県 II -長野県
解答 : エ
解説 : 新潟県:新潟県は日本を代表する稲作地帯であるため、資料7の中で「米」の割合が55.7%と圧倒的に高い III が新潟県に該当します。
長野県:標高の高い地域でレタスなどの高原野菜や、りんご・ぶどうなどの果実栽培が盛んなため、「野菜」と「果実」の割合がどちらも高い I が長野県です。
愛知県:大消費地に近い立地を活かした花の栽培が盛んで、「花」の割合が18.4%と他の県に比べて非常に高い II が愛知県となります。
2-6:資料8は、1975年から2000年における、日本の自動車メーカーの、日本からアメリカへの自動車の輸出台数とアメリカでの自動車の現地生産台数の推移を示したもの、資料9は、1980年から1988年における、日本のアメリカへの輸出総額と日本のアメリカからの輸入総額の推移を示したものである。また、資料10は、かつやさんとまなみさんが、資料8、資料9をもとに話し合った内容の一部である。資料10の あ にあてはまる内容は何か、資料9から読み取り、書きなさい。

資料10
かつや:資料8を見ると、1985年以降に、日本の自動車メーカーが、アメリカでの自動車の現地生産台数を増やしているね。なぜだろう。
まなみ:1980年代に、日本とアメリカとの間で貿易摩擦(ぼうえきまさつ)とよばれる対立が起こったことを学習したね。貿易摩擦が、関係していると思うよ。
かつや:確かに、同じ1980年代のできごとだね。どうして、日本とアメリカとの間で貿易摩擦が起こったのかな。
まなみ:資料9を見ると、1985年までは、日本の あ ことが読み取れるね。このことが、貿易摩擦が起きた原因の1つだと言えるよ。
かつや:なるほど。貿易摩擦を解決するための方法の1つとして、日本の自動車メーカーは、アメリカでの自動車の現地生産台数を増やしたんだね。
解答 : (例1)貿易黒字が拡大した
(例2)輸入総額はあまり変わらないが、輸出総額は増加した
解説 : 980年から1985年にかけて、日本のアメリカからの輸入総額はほぼ横ばいですが、アメリカへの輸出総額は約2倍以上に急増しています。
この結果、日本の輸出額が輸入額を大幅に上回る「貿易黒字」の状態になり、両国の間で大きなお金の流れのズレが生じました。
■大問3
3 次の表は、ひろきさんのクラスで歴史的分野を学習したときの内容をまとめたものの一部である。これを見て、あとの各問いに答えなさい。

3-1:下線部①について、資料1は、律令国家のしくみについてまとめたものの一部である。資料1の X にあてはまる言葉は何か、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
(資料1) 九州北部には X が置かれ、九州地方全体の政治を行ったほか、唐(とう)や新羅(しらぎ/シルラ)との外交や防衛にあたった。
ア. 開拓使(かいたくし)
イ. 多賀城(たがじょう)
ウ. 大宰府(だざいふ)
エ. 六波羅探題(ろくはらたんだい)
解答 : ウ
解説 : 律令時代の九州北部には、外交・防衛の拠点として、また九州全体の政治をまとめる役所として大宰府が置かれました。
3-2:下線部②について、平安時代のできごとについて述べた文はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
ア. アイヌの人々が、シャクシャインを中心に戦いを起こした。
イ. 平将門(たいらのまさかど)が、関東で武士団を率いて反乱を起こした。
ウ. 武力を使って荘園(しょうえん)領主や幕府に反抗(はんこう)する者が現れ、悪党とよばれた。
エ. 加賀で一向一揆(かがいっこういっき)が起こり、一揆軍が守護大名を倒して自治を行った。
解答 : イ
解説 : 10世紀の平安時代中期、律令のしくみが弱まって地方の政治が乱れた結果、平将門が関東で、藤原純友が瀬戸内海でそれぞれ大規模な反乱を起こしました。これらの反乱をきっかけに、朝廷は武士の力を借りて鎮圧せざるを得なくなり、実力を持った武士が政治の表舞台へと登場するようになります。
アは江戸時代、ウは鎌倉時代末期(悪党)、エは室町時代(一向一揆)の出来事なので、時代が異なります。
3-3:下線部③について、資料2は、奈良(なら)市にある地蔵に刻まれた、正長(しょうちょう)の土一揆の碑文(ひぶん)の写真と、碑文の内容を示したものである。また、資料3は、資料2を見たひろきさんが、正長の土一揆について調べ、まとめたものの一部である。資料3の [ I ] にあてはまる内容は何か、書きなさい。

〈資料3〉 1428(正長元)年、団結を固めた農民が、 [ I ] ことを求めて、土倉や酒屋をおそった。資料2に示した正長の土一揆の碑文は、要求を勝ち取った農民が、勝利を記念し、「神戸四箇郷では正長元年以前の [ I ] 」という宣言を刻んだものである。
解答 : (例1)借金を帳消しにする
(例2)負債をなくす
解説 : 1428年に起きた正長の土一揆では、重い借金に苦しむ農民たちが団結し、土倉や酒屋を襲って「借金を帳消しにすること」を強く求めました。資料2の碑文にある「負い目」とは借金のことであり、「負い目あるべからず」という一文は、農民たちが自力で「負債をなくすこと」に成功したという宣言を刻んだものです。
この一揆は、幕府に「徳政令」を出させる先駆けとなった出来事であり、農民の団結力が政治を動かした重要な事例として知られています。
3-4:下線部④について、資料4は、葛飾北斎(かつしかほくさい)の風景画であり、資料5は、資料4を見たひろきさんが、江戸時代の文化について調べ、まとめたものの一部である。資料5の[ A ]、[ B ]にあてはまる言葉の組み合わせはどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
(資料4) 葛飾北斎の風景画の写真(掲載無し)
〈資料5〉 19世紀前半、[ A ]を中心に発展した文化を[ B ]文化という。資料4に示した葛飾北斎の風景画は、[ B ]文化を代表する作品の1つである。
ア. A 上方 / B 元禄
イ. A 上方 / B 化政
ウ. A 江戸 / B 元禄
エ. A 江戸 / B 化政
解答 : エ
解説 : 葛飾北斎が活躍したのは19世紀前半であり、この時期に発展した文化を化政文化と呼びます。
17世紀末の元禄文化が「上方(京都・大阪)」中心だったのに対し、化政文化は将軍のお膝元である江戸を中心に、町人たちの手によって華やかに発展しました。
3-5:下線部⑤について、大正時代のできごとについて述べた文はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
ア. 日本で最初の万国博覧会(ばんこくはくらんかい)が、大阪で開催された。
イ. 関東大震災(かんとうだいしんさい)が起こり、東京が大きな被害を受けた。
ウ. 新橋(しんばし)・横浜(よこはま)間に、日本で最初の鉄道が開通した。
エ. 地球温暖化防止京都会議で、京都議定書が採択(さいたく)された。
解答 : イ
解説 : 1923年(大正12年)に関東大震災が発生し、東京や横浜などの首都圏は壊滅的な被害を受けましたが、その後の復興過程でラジオ放送の開始や都市の近代化が進みました。
アの大阪万博は1970年(昭和)、ウの鉄道開通は1872年(明治)、エの京都議定書は1997年(平成)の出来事であり、いずれも大正時代ではありません。
3-6:下線部⑥について、次の a~d のカードは、日中戦争の開始から、太平洋戦争の開始までのできごとを示したものである。a~d のカードを、書かれた内容の古いものから順に並べると、どのようになるか、下のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
a. ドイツはソ連と独ソ不可侵(ふかしん)条約を結び、ポーランドに侵攻した。
b. 日本はドイツ、イタリアと日独伊(にちどくい)三国同盟を結んだ。
c. アメリカは日本に対する石油の輸出を禁止した。
d. 日本はソ連と日ソ中立条約を結び、フランス領インドシナ南部に軍を進めた。
ア. a → b → d → c
イ. a → d → b → c
ウ. b → a → c → d
エ. b → c → a → d
解答 : ア
解説 : 1.第二次世界大戦の勃発(a): 1939年にドイツがポーランドへ侵攻して大戦が始まり、日本は翌1940年に軍事的な結びつきを強めるため日独伊三国同盟(b)を結びました。
2.南進と包囲網(d, c): 1941年、北の安全を確保するために日ソ中立条約を結んだ日本は、資源を求めて南部仏印に進出しましたが、これに反発したアメリカが石油の輸出を禁止(c)し、日本を経済的に追い詰めました。
この石油禁輸が決定打となり、日本は1941年12月に真珠湾を攻撃して太平洋戦争を開始することになります。
3-7:下線部⑦について、資料6は、日本が第二次世界大戦の終結後に結んだ条約の内容を示したものの一部である。また、資料7は、第二次世界大戦の終結後のできごとを、古いものから順に Ⓐ ~ Ⓔ の記号をつけて並べたものである。日本が資料6で示した条約を結んだのはどの時期か、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
(資料6) 第1条 連合国は、日本国とその領水(領海)に対する日本国民の完全な主権を認める。
解答 : ウ
解説 : 「日本国民の完全な主権を認める」という内容は、1951年に結ばれたサンフランシスコ平和条約のもので、これにより日本は独立を回復しました。1950年に始まった朝鮮戦争(Ⓒ)の翌年にこの条約が結ばれ、その独立回復後の1956年に国際連合への加盟(Ⓓ)が認められました。
したがって、サンフランシスコ平和条約を結んだ時期は、朝鮮戦争(Ⓒ:1950年)の後で、国連加盟(Ⓓ:1956年)の前であるウが正解となります。
■大問4
右の表は、はるかさんのクラスで歴史的分野の学習を行ったときに設定されたテーマを示したものである。これを見て、あとの各問いに答えなさい。
・テーマ1:古代文明のおこりと発展
・テーマ2:古代までの日本
・テーマ3:宗教改革
・テーマ4:開国と幕府の終わり
・テーマ5:日本の近代化
・テーマ6:中華民国(ちゅうかみんこく)の成立
・テーマ7:復帰運動の高まりと沖縄返還(おきなわへんかん)
4-1:テーマ1について、略地図に ① で示したあたりでおこった文明について述べた文はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア. くさび形文字が発明され、太陰暦(たいいんれき)が考え出された。
イ. インダス川流域に、道路や水路を持つ都市が造られた。
ウ. 太陽暦が使われ、巨大な神殿(しんでん)やピラミッドが造られた。
エ. 北方の遊牧民の侵入を防ぐため、万里の長城が築かれた。
解答 : エ
解説 : 略地図の ① で示された範囲は、黄河や長江の流域を含む中国にあたり、ここで発展した中国文明について問われています。
中国文明では、北方の遊牧民族の侵入を防ぐために、秦の始皇帝がそれまでの壁をつなぎ合わせて大規模な万里の長城を築きました。
アはメソポタミア、イはインダス、ウはエジプト文明の特徴であり、地図上の ① が示す中国の範囲にはあてはまりません。
4-2:テーマ2について、資料1は、古代までの日本のようすをまとめたものの一部である。資料1の X にあてはまる言葉はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
(資料1) X 時代に稲作(いなさく)が広まると、人々を従える指導者が現れ、小さな国が各地に生まれた。中国の歴史書には、倭(わ/日本)に100余りの国があったことが記されている。
ア. 旧石器(きゅうせっき)
イ. 縄文(じょうもん)
ウ. 弥生(やよい)
エ. 古墳(こふん/あん)
解答 : ウ
解説 : 日本で本格的な稲作が始まり、大陸から伝わった金属器が使われ始めた時期を弥生時代と呼びます。
4-3:テーマ3について、資料2は、宗教改革についてまとめたものの一部である。資料2の I ~ III にあてはまる言葉の組み合わせはどれか、下のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
〈資料2〉 ローマ教皇が免罪符(めんざいふ)を売り出すと、ドイツの I はこれを批判し、宗教改革を始めた。彼らの考えを支持した人々は、「抗議する者」の意味で II とよばれた。 I に対抗して III 側も改革を始め、イエズス会がアジアなどに布教を行った。
ア. I ルター / II カトリック / III プロテスタント
イ. I ルター / II プロテスタント / III カトリック
ウ. I クロムウェル / II カトリック / III プロテスタント
エ. I クロムウェル / II プロテスタント / III カトリック
解答 : イ
解説 : (I): ローマ教皇が罪の許しを与える「免罪符」を売り出したことに対し、ドイツのルターが「九十五ヶ条の論題」を発表して厳しく批判しました。
(II): 聖書を重んじるルターたちの新しい考えを支持した人々は、旧来の教会に抗議する者という意味でプロテスタントと呼ばれるようになりました。
(III): これに対し、ローマ教皇を中心とするカトリック側も内部改革を行い、イエズス会などの修道会を設立して、アジアや日本など世界各地へ布教を広めました。
4-4:テーマ4について、資料3は、日本が開国してから五箇条の御誓文が出されるまでのできごとを、古い年代順に並べたものである。資料3のA、Bにあてはまるできごとの組み合わせはどれか、下のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
〈資料3〉
日米修好通商条約が結ばれた。→A→薩長同盟が結ばれた。→B→王政復古の大号令が出された。
ア.A-桜田門外の変が起こった。 B-大政奉還が行われた。
イ.A-桜田門外の変が起こった。 B-鳥羽・伏見の戦いが起こった。
ウ.A-大塩平八郎の乱が起こった。 B-大政奉還が行われた。
エ.A-大塩平八郎の乱が起こった。 B-鳥羽・伏見の戦いが起こった。
解答 : ア
解説 : ・Aの時期(1860年): 日米修好通商条約(1858年)を強引に結んだ大老・井伊直弼が暗殺された桜田門外の変は、幕府の権威が大きく揺らぐきっかけとなった出来事です。
・Bの時期(1867年): 薩長同盟(1866年)によって倒幕の勢いが強まる中、15代将軍・徳川慶喜が政権を朝廷に返上した大政奉還が行われ、その直後に王政復古の大号令が出されました。
4-5:テーマ5について、明治政府は、1873年から実施した地租改正において、土地の価格(地価)を定めて課税基準を収穫高から地価に改め、現金で税(地租)を納めさせることにした。はるかさんは、政府が地租改正を実施した目的を説明するために、資料を集めた。資料4、資料5、資料6は、その一部である。政府が地租改正を実施したのはどのような目的があったからか、その1つとして考えられることを、資料5、資料6から読み取れることをもとにして、「収穫高」、「収入」という2つの言葉を用いて、書きなさい。
〈資料4〉地租改正についてまとめたものの一部
明治政府が成立した当初、政府の収入の大部分は、江戸時代のまま受け継いだ年貢であった。地租改正の結果、政府の収入の大部分を地租が占めるようになった。

解答 : 収穫高に左右されず、安定した収入を得るため。
解説 : 江戸時代の年貢量はグラフが上下に大きく動いていることから、その年の収穫高によって政府の取り分が左右され、不安定だったことが読み取れます。
地租改正後は、収穫量ではなく土地の価格を基準に現金で納めさせるようになったため、不作や豊作に関わらず、毎年ほぼ一定の収入を確保できるようになりました。つまり、政府は近代国家の運営に必要な予算を計画的に立てるために、「収穫高に左右されず、安定した収入を得るため」にこの改革を行ったと言えます。
4-6:テーマ6について、三民主義を唱えて革命運動の中心となり、中華民国の臨時大総統に就任した人物は誰か、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
ア.周恩来
イ.蒋介石
ウ.孫文
エ.毛沢東
解答 : ウ
解説 : 孫文は「三民主義」を唱えて辛亥革命を指導し、1912年にアジアで最初の共和国である中華民国を建国しました。
革命の成果として、孫文は中華民国の初代臨時大総統に就任しましたが、その後、実力者である袁世凱にその座を譲ることになります。
蒋介石(イ):後の国民政府の指導者
毛沢東(エ)と周恩来(ア):後に中華人民共和国を建国した共産党のリーダーであり、時代や役割が異なります。
4-7:テーマ7について、資料7は、沖縄返還についてまとめたものの一部である。資料7の下線部に示した国の方針を何というか、その名称を書きなさい。
〈資料7〉
佐藤栄作内閣は、アメリカとの沖縄返還交渉の過程で、核兵器を「持たず、作らず、持ちこませず」という国の方針を定めた。
解答 : 非核三原則
解説 : この方針は、非核三原則と呼ばれます。
佐藤栄作内閣が、アメリカから沖縄を平和的に返還してもらうための交渉過程で、日本が将来にわたって核兵器を持たない決意を世界に示したものです。
この非核三原則の提唱や沖縄返還、日韓基本条約の締結などの功績により、佐藤首相は後にノーベル平和賞を受賞しました。
■大問5
5 次の表は、こうじさんのクラスで行った公民的分野の学習において、班ごとに設定した学習課題をまとめたものである。これを見て、あとの各問いに答えなさい。

5-1:A班の学習課題について、資料1のW、Xは、「人の支配」と「法の支配」のいずれかを模式的に示したもの、資料2のY、Zは、「人の支配」と「法の支配」のいずれかの考え方を示したものである。「法の支配」を模式的に示したものと、「法の支配」の考え方を示したものはどれか、下のア~エから最も適当な組み合わせを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア.資料1-W 資料2-Y
イ.資料1-W 資料2-Z
ウ.資料1-X 資料2-Y
エ.資料1-X 資料2-Z
解答 : エ
解説 : ・「法の支配」の模式図(資料1-X): 「人の支配(W)」では権力者が法を作って国民を支配しますが、「法の支配(X)」では法が国王や政府を制限し、そのルールに基づいて政治権力が使われる仕組みになっています。
・「法の支配」の考え方(資料2-Z): Zの説明にある通り、権力者も法に従わなければならないというルールを徹底することで、政治権力を抑制して国民の人権を保障するのが「法の支配」の根本的な目的です。
5-2:B班の学習課題について、経済活動の自由について述べた文はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
ア.宗教を信仰するかしないかを自分で決めることができる。
イ.お金や土地などの財産を持つことができる。
ウ.自分の興味のあることを研究することができる。
エ.正当な理由もなく捕らえられたり、拘束されたりしない。
解答 : イ
解説 : ・イ: お金や土地などの「財産権」を保障することや、自分で仕事を選ぶ「職業選択の自由」などがこれにあたります。
・ア・ウ: アの「信教の自由」や、ウの「学問の自由」は、心の中で何を信じ、何を学ぶかという精神的な自由を守るための権利です。
・エ: 警察などに不当に捕まらないことを保証する権利であり、人身の自由とも呼ばれます。
C班の学習課題について、次の(a)、(b)の各問いに答えなさい。
5-3a:資料3は、C班が、内閣と国会の関係についてまとめたものの一部である。資料3の「Ⅰ」にあてはまる言葉は何か、漢字で書きなさい。
〈資料3〉
内閣が国会の信任に基づき、国会に対して責任を負うしくみ「Ⅰ」という。
解答 : 議院内閣制
解説 : 内閣が国会の信任に基づいてつくられ、国会に対して連帯して責任を負うこのしくみを、議院内閣制といいます。
もし国会で内閣不信任決議が可決された場合、内閣は10日以内に衆議院を解散するか、または総辞職して責任を取らなければなりません。
5-3b:資料4は、2021(令和3)年1月18日から2023(令和5)6月21日までの間に召集された国会について、会期と種類を調べ、まとめたものである。資料4から、2021(令和3)年1月18日から2022(令和4)年12月10日までの間に衆議院の解散が何回あったことがわかるか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア.1回
イ.2回
ウ.3回
エ.4回
解答 : ア
解説 : 資料4の第206回国会に注目すると、「特別会」が召集されています。特別会は、衆議院の解散にともなう総選挙のあと、30日以内に召集される国会のことです。
2021年(令和3年)1月18日から2022年(令和4年)12月10日までの期間において、特別会が開かれたのは第206回の1回だけであることがわかります。
5-4:D班の学習課題について、資料5は、東京都、三重県、大阪府、島根県における歳入と、歳入に占める地方税の割合を示したものである。資料5の「う」にあてはまる都府県はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア.東京都
イ.三重県
ウ.大阪府
エ.島根県
解答 : イ
解説 : ・「あ」(57.9%): 最も割合が高く、金額も10兆円を超えているため東京都と判断できます。
・「い」(29.8%): 金額が約4.6兆円と大きく、大都市を抱える大阪府にあたります。
・「う」(32.1%): 金額が約0.9兆円規模であり、この4つの中では中規模な財政規模をもつ三重県であると導き出せます。
・「え」(15.1%): 最も割合が低いため、財政を国に頼る割合が高い島根県と判断できます。
5-5:E班の学習課題について、資料6は、E班が、市場経済における、ある商品の価格と需要量および価格と供給量の関係を説明するために作成したものであり、資料6の曲線X、曲線Yは、それぞれ需要曲線、供給曲線のいずれかを示している。ある商品の価格と需要量および価格と供給量の関係について、資料6から読み取れることを正しく述べた文はどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア.価格が1000円のとき、100個生産したが、300個不足した。
イ.価格が1000円のとき、300個生産したが、100個売れ残った。
ウ.価格が2000円のとき、100個生産したが、200個不足した。
エ.価格が2000円のとき、300個生産したが、200個売れ残った。
解答 : エ
解説 : 資料6において、価格が上がると量が減る「曲線X」が需要量、価格が上がると量が増える「曲線Y」が供給量を示しています。
グラフで価格が2000円のときを見ると、需要量(X)は100個なのに対し、供給量(Y)は300個となっており、生産した300個のうち「300 - 100 = 200個」が売れ残ることがわかります。
F班の学習課題について、次の(a)、(b)の各問いに答えなさい。
5-6a:資料7は、銀行における金融のしくみを模式的に示したもの、資料8は、資料7をもとに、こうじさんが、銀行の役割としくみについてまとめたものの一部である。資料8の「a」「b」にあてはまる言葉の組み合わせはどれか、下のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。

ア.a-直接金融 b-高い
イ.a-直接金融 b-低い
ウ.a-間接金融 b-高い
エ.a-間接金融 b-低い
解答 : ウ
解説 : ・ (a): 資料7の図のように、預金者と借り手の間に銀行などの金融機関が入り、資金を仲介する仕組みを間接金融といいます。企業が株式などを発行して投資家から直接資金を調達する「直接金融」とは区別されます。
・ (b): 銀行はビジネスとして運営されているため、借りる側から受け取る利子を、預金者に支払う利子よりも高く設定しています。
5-6b:資料9は、F班が、日本銀行の金融政策についてまとめたものの一部である。資料9の「c」~「e」にあてはまる言葉の組み合わせはどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
〈資料9〉
日本銀行は、「c」の時に、一般の銀行から国債を買い取り、一般の銀行の資金量を「d」。それによって、企業が一般の銀行からお金を「e」する。
ア.「c」-好景気 「d」-増やす 「e」-借りやすく
イ.「c」-好景気 「d」-減らす 「e」-借りにくく
ウ.「c」-不景気 「d」-増やす 「e」-借りやすく
エ.「c」-不景気 「d」-減らす 「e」-借りにくく
解答 : ウ
解説 : (c): 世の中の景気が悪い不景気のとき、日本銀行は市場のお金の回りを良くするための政策を行います。
(d): 日本銀行が一般の銀行から国債を買い取ることで、代金として支払われた資金が一般の銀行に流れ込み、銀行が自由に使えるお金が増えます。
(e): 銀行の資金に余裕ができると、企業や個人は低い利子でお金を借りやすくなり、その結果、投資や消費が刺激されて景気を上向かせようとします。
5-7:G班の学習課題について、資料10は、G班が、日本の社会保障制度の4つの柱の1つにnついてまとめたものの一部である。資料10は、どの社会保障制度の柱についてまとめたものか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
〈資料10〉
予防接種や感染症の予防、廃棄物処理などによって国民の健康と安全を保つ。
ア.社会保険
イ.公的扶助
ウ.社会福祉
エ.公衆衛生
解答 : エ
解説 : 資料10にある「予防接種」や「感染症の予防」、「廃棄物処理」などは、社会全体の環境を整えて国民の健康を守る公衆衛生の役割です。
・アの社会保険は、年金や医療など、人々が保険料を出し合って備える仕組みです。
・イの公的扶助は、生活に困窮する人に対して国が最低限度の生活を保障する仕組みです。
・ウの社会福祉は、高齢者、障害者、児童などが安心して暮らせるよう支援するサービスです。
5-8:H班の学習課題について、資料11は、H班が、国際連合の主な機関の1つである安全保障理事会についてまとめたものの一部である。資料11の「P」、「Q」にあてはまる言葉の組み合わせはどれか、次のア~エから最も適当なものを1つ選び、その記号を書きなさい。
〈資料11〉
安全保障理事会は、世界の平和と安全を維持するため、強い権限をあたえられている。安全保障理事会の「P」は、「Q」を持ち、重要な問題は1か国でも反対すると決定できない。
ア.P-常任理事国 Q-拒否権
イ.P-常任理事国 Q-団結権
ウ.P-非常任理事国 Q-拒否権
エ.P-非常任理事国 Q-団結権
解答 : ア
解説 : 安全保障理事会は、常に理事国を務める5つの常任理事国(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国)と、選挙で選ばれる10の非常任理事国で構成されています。
常任理事国の5か国には、拒否権という強い権限が与えられています。
5-9:Ⅰ班の学習課題について、のぶこさんは、ワーク・ライフ・バランスを実現するための働き方の1つとして、厚生労働省が推進しているテレワークに興味をもち、資料を集めた。資料12は、テレワークについてまとめたものの一部、資料13は、日本における、テレワークを導入している企業の割合の推移を示したもの、資料14は、日本における、テレワークを導入している企業の割合を、従業者規模別に示したものである。日本の企業におけるテレワークの導入状況には、どのような特徴があるか、資料13、資料14から読み取り、書きなさい。
〈資料12〉
テレワークとは、インターネットなどのICTを活用し自宅などで仕事をする、働く時間や場所を柔軟に活用できる働き方のこと。厚生労働省は、ワーク・ライフ・バランスを実現するための働き方の1つとして、テレワークを推進している。

解答 : テレワークを導入している企業の割合が増加し、従業者数の多い企業で、テレワークを導入している割合が高い。
解説 : ・資料13: 2013年から2023年にかけて、導入企業の割合は9.1%から49.9%へと大幅に増加しており、社会全体でテレワークが急速に普及したことがわかります。
・資料14: 従業員数が多い企業ほど導入率が高く、2,000人以上の企業(90.0%)と100〜299人の企業(44.0%)では2倍以上の開きがあるという格差も読み取れます。
