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2025年度 広島県公立高校入試問題過去問- 社会
■目次
大問1
大問2
大問3
大問4
■大問1
1-1:次の地図Ⅰを見て、あとの1~5に答えなさい。
地図Ⅰ中のあ~えの中で、赤道に当たるものはどれですか。その記号を書きなさい。

解答 : う
解説 : 赤道は、ケニア、エクアドル、ブラジルなどを通る。よって、選択肢はうが適当である。



1-2:次の表Ⅰ中のア~エは、地図Ⅰ中の①~④のいずれかの年の月平均気温・月降水量を示しています。ア~エの中で、②の都市の月平均気温・月降水量に当たるものはどれですか。その記号を書きなさい。


解答 :ア
解説 :地図Ⅰ中の①はカナダ、②はイタリア、③はエジプトである。④は、チリ、ボリビア、ペルーの辺りである。
まずは、ア~エの選択肢の特徴について整理する。
選択肢ア:12月~3月の平均気温が低くなっていて、降水量は4月~8月くらいが少なくなっている。
選択肢イ:平均気温は1年を通してあまり変わらないが、降水量は12月~3月くらいの間で多くなっている。
選択肢ウ:平均気温に関しては、5~9月の間は二桁の気温で、12月~3月の間は0度を下回っている。降水量は1年を通して大きな変化はないが、6月~10月の間で多くなっている。
選択肢エ:12月~3月の間だけ、気温が20℃を下回っている。降水量は1年を通して大きな変化はないが、4月~11月の間は特に降水量が少ないことがわかる。
次に、①~④の気候について整理する。
①はカナダの東側の地域で、亜寒帯に分類される。夏は20°を超えるが、冬は寒さが厳しい。冬は雪が降るため、夏期と比較すると降水量は増える傾向にある。
②のイタリアは、温暖で雨が少ない地中海性気候で、四季の区別がはっきりしている。夏は日差しも強く乾燥し、冬に比較的雨が多くなる。
③については、エジプトの北部、沿岸地域で、地中海性気候だと考えられる。年間を通して高温で乾燥し、特に夏季は非常に暑くなる。また、降水量は非常に少なくなっている。
④は、チリ、ボリビア、ペルーのあたりである。このあたりはアンデス山脈があり、高山気候である。標高が高いために年間を通して気温が低く、日中と朝晩の気温差が大きいのが特徴である。1年間の気温変化は小さい。
ア~エの選択肢の特徴と、①~④の地域の気候を照らし合わせると、①はウ、②はア、③はイ、④はエだと考えられる。よって、②は、選択肢アが適当である。
1-3:次のグラフⅠの宗教別人口の割合は、地図Ⅰ中のA、B、C、Dのうち、どの国のものですか。A~Dの中から最も適切なものを選び、その記号を書きなさい。


解答 : C
解説 : 地図Ⅰ中のAはインド、Bはタイ、Cはフィリピン、Dはインドネシアである。
グラフⅠでは、キリスト教が90%を超えていて、それ以外の5%がイスラム教である。また、このグラフでは、仏教やヒンドゥー教は「その他」の部分に入っていると考えられる。
A~Dの国の中でキリスト教が多いのは、Cのフィリピンである。そのため、選択肢Cが適当である。
Aのインドはヒンドゥー教の人口が最も大きいので不適当。Bのタイや隣国のミャンマー、カンボジアなどは上座仏教なので、これも不適当である。シンガポールより南の国々ではイスラム教が多いので、DのインドネシアもグラフⅠには適さない。
1-4:次のア~エは、地図Ⅰ中のXの国における2020年の、小麦の生産量、製造品出荷額、天然ガスの生産量、豚の飼育頭数それぞれについての上位5つの州を示した地図のいずれかに当たります。ア~エの中で、製造品出品額の上位5つの州を示したものはどれですか。その記号を書きなさい。


解答 : エ
解説 : 製造品と比較すると、小麦の生産、天然ガスの生産、豚の飼育の方が、盛んな地域がわかりやすいので、消去法で考える。
まず小麦は、アメリカ中西部とグレートプレーンズが生産の中心である。そのため、選択肢イが適当である。次に天然ガスは、アラスカ州での生産量が多いことが特徴であるため、選択肢ウが適当である。天然ガスは、アラスカ州での生産が盛んなため、選択肢ウができ等である。したがって、製造品出荷額の上位5州の地図は、選択肢エが適当である。
1-5:地図Ⅰ中のyの都市では、次の写真Ⅰのような高床式の建物が見られます。このように建物を高床にする工夫が行われているのはなぜですか。その理由を、「永久凍土」の語を用いて簡潔に書きなさい。


解答 : 建物から発生する熱によって永久凍土がとけて、建物が傾いてしまうことを防ぐため。
解説 : 地図Ⅰ中の地点yは、ロシアの地点である。
冷帯のシベリアでは、夏になると気温が上がるので、その際に永久凍土がとけて建物が傾くことを防ぐため、シベリアの建物は鉄筋やコンクリートの高床式の建物が建てられている。
■大問2
2-1:次の略年表は、日本の文化に関することがらについてまとめたものです。あとの1~6に答えなさい。ただし、略地図中のあ~えは、それぞれ↔の示す期間を表したものです。

次のア~エの中で、Aの頃につくられた書物として適切なものはどれですか。その記号を書きなさい。
ア 「枕草子」 イ 「平家物語」 ウ 「解体新書」 エ 「日本書紀」
解答 : エ
解説 : Aの頃というのは、略年表中の、「神話や伝承、記録などを基に「古事記」がつくられる。」の記載の頃である。この記載にある『古事記』は日本最古の歴史書の1つであり、8世紀初めの奈良時代に編纂された書物である。よって、選択肢エが適当である。
それぞれの選択肢について整理する。
ア 「枕草子」:平安時代に、清少納言によって書かれた日本初の随筆である。平仮名を中心とした和文で書かれたことが特徴である。
イ 「平家物語」:鎌倉時代に成立したとされる軍記物語で、平家の栄華から没落までの動乱の時代を描いている。作者は不明である。
ウ 「解体新書」:杉田玄白らによって江戸時代に刊行された、日本初の西洋医学書の翻訳書である。
エ 「日本書紀」:奈良時代に成立した日本の歴史書である。『古事記』と並び伝存する最も古い史書の1つとされている。
2-2:次の文章は、Bの頃の政治について述べたものです。下のア~エの中で、文章中の[ ]に当てはまる内容として最も適切なものはどれですか。その記号を書きなさい。

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藤原氏は、[ ]し、権力を強めた。その中で地方の政治は、ほとんど国司に任せられるようになり、任期中に財産をたくわえる国司が増えた。
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ア 将軍の権力を弱め、執権の地位に就任
イ 摂政や関白に就き、一族で官職を独占
ウ 分国法を定め、武士や農民を統制
エ 守護大名をおさえ、南北朝を統一
解答 : イ
解説 : Bの頃とは、略年表中の「かな文字を用いた「源氏物語」が書かれる。」という記述の頃である。『源氏物語』は、平安時代に、紫式部によって書かれた長編物語である。
問題文の記載にある藤原氏は、中臣鎌足の子孫で、奈良時代以降、朝廷の中枢を担った士族である。天皇の外戚となることで摂政や関白の地位を独占し、天皇に代わって政治を主導した。特に藤原道長、頼道親子のときに全盛期を迎えた。
それぞれの選択肢について整理する。
ア 執権は、鎌倉幕府の役職名である。将軍を補佐する役職で、鎌倉幕府の事実上の最高権力者であった。この職は北条氏が独占し、世襲した。
イ この記載は、先に書いた藤原氏の説明と一致するので、この選択肢は適当である。
ウ 分国法とは、戦国時代に戦国大名が、自らが支配する領国を統治するために制定した独自の法令のことである。代表的なものに、武田氏の「甲州法度」、伊達氏の「塵芥集」などがある。
エ 守護大名は、守護が力をつけて自分の領国を支配するようになった大名である。 守護とは、主に鎌倉時代から室町時代にかけて、 幕府が設置した地方官職である。
2-3:次の文章は、Cの頃の将軍と御家人との間の主従関係について述べたものです。文章中の[ ]に当てはまる適切な語を書きなさい。

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将軍が、御家人の領地を保護したり、新しい領地を与えたりすることを御恩という。これに対して、御家人が、京都や鎌倉を警備したり、戦いが起こったときに命をかけて戦ったりすることを[ ]という。
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解答 : 奉公
解説 : Cの頃とは、略年表中の「後鳥羽上皇の命令で「新古今和歌集」がまとめられる。」という記述の頃である。後鳥羽上皇は、平安時代から鎌倉時代前期に在位した天皇である。1221年に承久の乱を起こし、鎌倉幕府執権の北条義時に対して討伐の兵を挙げたが敗北し隠岐に流された。また、『新古今和歌集』は、鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集で、藤原定家らが撰者を務めた。
この文章は、鎌倉時代の将軍と御家人の関係について記述したものであり、[ ]に入る言葉としては、奉公が適当である。

2-4:次のア~エの中で、Dの頃の農業について述べた分として最も適切なものはどれですか。その記号を書きなさい。

ア 同じ田畑で米と麦を作る二毛作が始まった。
イ 干鰯などの肥料の購入が盛んになった。
ウ 農地改革が行われ、自らが所有する土地で耕作する農民が増えた。
エ 稲作が始まり、稲をたくわえる高床倉庫がつくられ始めた。
解答 : イ
解説 : Dの頃とは、略年表中の「農業の知識や秘術を記した「農業全書」が書かれる。」という記述の頃である。これは17世紀の江戸時代についての記載である。また『農業全書』は、農学者である宮崎安貞が、中国の『農政全書』を参考に実地調査に基づいてまとめたものである。
それぞれの選択肢について整理する。
ア 二毛作とは、鎌倉時代に近畿地方で始まったもので、同じ土地で一年に二度、別の作物を作ることである。春から秋にかけて米を、秋から次の春に麦を作っていた。
イ 干鰯とは、イワシを乾燥させて作る有機質肥料のことである。江戸時代に、現在の千葉県にある九十九里浜の鰯漁から多く作られた。
ウ 農地改革は第二次世界大戦後、GHQの指示によって行われた政策である。封建的な地主制度を解体し、小作農の土地所有を促して自作農をつくったものである。よって、これは昭和時代のことである。
エ 稲作が始まり、高床倉庫がつくられたのは、稲作が始まったあとの弥生時代のことである。
以上より、選択肢ウが適当である。
2-5:次の資料Ⅰは、Eの頃に政府が出した新聞紙条例の一部とこの部分に関するできごとについて述べたものです。また、下の文章は、政府が新聞紙条例を出したことについて述べたものです。文章中の[ a ]に当てはまる適切な語を書きなさい。また、文章中の[ b ]に当てはまる内容を、資料Ⅰから読み取れる新聞の特徴に触れて、簡潔に書きなさい。


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国民が政治に参加する権利の確立を目指す運動の総称である[ a ]が始まるきっかけとなった民撰議院設立建白書が提出された。その後、資料Ⅰ中の〔関連するできごと〕などが起こったため、政府は新聞紙条例を出すことにより、政府への批判が広まらないように、[ b ]しようとした。
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解答 :
a 自由民権運動
b 世論に影響を与える新聞による言論活動を弾圧
解説 :次の資料Ⅰは、Eの頃に政府が出した新聞紙条例の一部とこの部分に関するできごとについて述べたものです。また、下の文章は、政府が新聞紙条例を出したことについて述べたものです。文章中の[ a ]に当てはまる適切な語を書きなさい。また、文章中の[ b ]に当てはまる内容を、資料Ⅰから読み取れる新聞の特徴に触れて、簡潔に書きなさい。


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国民が政治に参加する権利の確立を目指す運動の総称である[ a ]が始まるきっかけとなった民撰議院設立建白書が提出された。その後、資料Ⅰ中の〔関連するできごと〕などが起こったため、政府は新聞紙条例を出すことにより、政府への批判が広まらないように、[ b ]しようとした。
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2-6:次の資料Ⅱは、ある人物が日本滞在中に書いた手紙の一部を示したものです。略地図中のあ~えの中で、この手紙が書かれた時期を含む期間として適当なものはどれですか。その記号を書きなさい。

解答 : う
解説 : 資料Ⅱは、堺の町について記載している文章である。また、「他の諸国において動乱あるも、この町にはかつて無く…」とのことなので、堺以外の地域では、戦乱が起こっていることがわかる。
堺の町で自治が行われ、発展したのは戦国時代以降のことである。この時期、他国では戦国大名が戦をしていたので、問題文の記載とも合致する。よって、選択肢うの時期が適当である。
堺について記述した問題の文章だが、ルイス・フロイスの『日本史』の一部である。
■大問3
3-1(1):あとの1・2に答えなさい。
1 日本の政治に関して、次の(1)~(3)に答えなさい。
次の資料Ⅰは、日本国憲法第92条を示したものです。資料Ⅰ中の[ ]に当てはまる適切な語を書きなさい。

解答 : 地方公共団体
解説 : 日本国憲法第92条は、地方自治の基本原則について保障し規定している部分である。
よって、[ ]に当てはまるのは、地方公共団体が適当である。
3-1(2):次のア~エの直接請求権の内容の中で、住民が有識者の50分の1以上の署名を集めることによって首長に請求できるものはどれですか。その記号を書きなさい。
ア 条例の制定 イ 監査 ウ 議会の解散 エ 議員の解職
解答 : ア
解説 : 直接請求権とは、地方自治の実現のために住民に認められている権利である。有権者の一定割合の署名を集めることで請求できるもので、具体的には、条例の制定・改廃の請求・議会の解散請求・解職請求・監査請求などがある。
選択肢のア~エは、全て直接請求権に当てはまる。このうち「有識者の50分の1以上の署名を集める」ことで請求できるのは、選択肢アの「条例の制定」と、イの「監査」の2つである。選択肢ウの「議会の解散」とエの「議員の解職」は3分の1以上の署名が必要なので不適当である。
次に「首長に請求できる」という部分から、選択肢アの「条例の制定」が適当だとわかる。選択肢イの「監査」は、監査委員に対して請求するものであるから不適当である。
よって、選択肢アが適当だとわかる。

3-1(3):次の表Ⅰは、2022年度の大阪府、高知県、東京都の歳入の内訳を項目ごとに割合で示したものです。表Ⅰ中のあ~えには、国庫支出金、地方交付税交付金、地方債、地方税のいずれかが当てはまります。あ~えの中で、地方税に当たるものはどれですか。その記号を書きなさい。

解答 : え
解説 : それぞれの選択肢について整理する。 ・国庫支出金とは、国から指定されたことに使うために、国から地方公共団体に支給されるお金である。使い道は義務教育費、生活保護費などと指定されている。 ・地方交付税交付金は、地方公共団体の間の収入の格差をなくすために、国から交付されるお金である。国庫支出金と比べて、使い道が自由なことが特徴である。 ・地方債とは、地方公共団体が、税収の不足を補うために発行している債権のことである。 ・地方税は、納税者が地方自治体に直接払う直接税の一種である。 地方税は、人口に比例して多くなっていると考えられるので、大きい方から東京、大阪、高知の順になっている 東京都のうの項目が「0」であることに着目する。東京都は、自主財源の収入が多いことから、地方交付税交付金を必要としないと考えられており、地方交付税交付金の交付対象となっていない。そのため、うは地方交付税交付金だとわかる。 次に、東京都と大阪府は、えの項目がうの項目が最も大きいことがわかる。地方公共団体の歳入として最も大きいのは地方税なので、えは地方税だと考えられる。東京都と大阪府に比べて、高知県は人口が少ないため、地方税の割合も少ないと推測できる。 東京都、大阪府においてえの項目の次に大きいいの項目は、国庫支出金だと考えられる。また、あの項目は、東京都、大阪府どちらも4項目の中で小さいので、地方債だと推測できる。 以上より、地方税はえが適当である。
3-2(1):次の図Ⅰは、経済活動における経済の三つの主体(家計、企業、政府)の関係を一部示したものです。下の(1)・(2)に答えなさい。

図Ⅰ中のあ~えの矢印(→)の中で、株式会社で働く人の労働力を表す矢印として最も適切なものはどれですか。その記号を書きなさい。
解答 : あ
解説 : 問題文中の「株式会社で働く人の労働力」は、家計から企業に向けて出ている労働力にあたるので、あの矢印が適当である。

矢印いは、企業から家計に向かう矢印なので、労働に対する賃金である。矢印うは、政府から家計に向けての矢印のため、社会保障や公共サービスである。矢印えは企業から政府に向けての矢印なので、税金である。
3-2(2):下線部①に関して、政府の機関である公正取引委員会は、価格の競争がなくなることにつながる行為をした企業を指導しています。次の資料Ⅱ中の〔A店の行為〕は、価格の競争がなくなることにつながる行為として指導を受ける可能性があります。それはなぜだと考えられますか。その理由を、資料Ⅱを基に簡潔に書きなさい。

解答 : 価格の大幅な引き下げが続けば、他の店舗が閉店に追い込まれることになり、A店が独占的に販売できるようになるため。
解説 : 資料Ⅱにおいて、価格の競争がなくなることにつながる行為とは、A店がガソリン販売価格を大幅に引き下げたことである。この行為により、B店、C店でガソリンを購入する客が減ると考えられる。よって、これらの店舗は閉店に追い込まれ、A店がガソリンを独占的に販売できるようになると考えられる。
■大問4
4-1:ある学級の社会科の授業で、「令和と平成のそれぞれの社会の様子」というテーマで、班ごとに分かれて学習をしました。次の資料は、この授業のはじめに先生が配布したプリントの一部です。あとの1~3に答えなさい。
下線部①に関して、池田さんは、昭和の初め頃の経済の状況について興味をもって調べ、次のグラフⅠを見付け、グラフⅠから読み取れることと当時の財政政策について調べて分かったことを関連付けて下のようにまとめました。まとめの中の[ a ]に当てはまる適切な語を書きなさい。また、まとめの中の[ b ]・[ c ]に当てはまる内容はそれぞれ何ですか。あとのア~エの組み合わせの中から最も適切なものを選び、その記号を書きなさい。



解答 : [ a ] 世界恐慌 [ b ] ウ
解説 : [ a ]について。
1929年に始まった、アメリカの経済危機の影響で起こった、多くの国々で深刻な不況のことなので、世界恐慌が適当である。
[ b ]について。
世界恐慌の影響を受けて、日本でも不況に陥っていたと考えられるので、[ b ]にはデフレーションが適当だと考えられる。これは、物価が全体的に継続して下落する状況のことである。もうひとつの選択肢であるインフレーションは、物価が継続的に上昇することである。
[ c ]について。
不況のときに景気の安定化を図るための財政政策のことなので、公共事業や公共投資を増やすという選択肢が適当である。これは、公共事業に対する支出の増加が消費を促し、経済活動の活性化や雇用創出につながると期待されるためである。
よって、選択肢ウが適当である。
4-2(1):下線部②に関して、西川さんは、昭和と令和のいずれの社会においても石炭が燃料として使用されていることに興味をもって調べ、次のグラフⅡと下のグラフⅢを見付け、日本国内の石炭の生産量が変化した理由についてあとのようにまとめました。あとの(1)・(2)に答えなさい。


次のア~エの中で、まとめの中の[ d ]に当てはまる語として最も適当なものはどれですか。その記号を書きなさい。
ア 第一次世界大戦 イ 太平洋戦争 ウ 日清戦争 エ 日露戦争
解答 : イ
解説 : まとめの文章より、[ d ]は1941年に始まった戦争なので、選択肢イの太平洋戦争が適当だとわかる。
それぞれの選択肢について整理する。
ア 第一次世界大戦:1914年に起きたサラエボ事件をきっかけにして起こった戦争のことである。サラエボ事件は、オーストリアの皇太子夫妻がセルビアの青年に暗殺された事件である。これをきっかけに、ドイツ・オーストリアなどの同盟国と、イギリス・フランス・ロシアなどの連合国に分かれて戦争が始まった。
イ 太平洋戦争:1941年12月8日、日本海軍がハワイの真珠湾を奇襲攻撃したことによって始まった戦争である。日本と、アメリカ・イギリスなどの連合国と日本の枢軸国との間で行われた。
ウ 日清戦争:1894年に始まった、日本と清の間で朝鮮の支配を巡って行われた戦争のことである。日本が勝利し、下関条約で朝鮮の独立、台湾などの割譲、巨額の賠償金を清から獲得した。
エ 日露戦争:1904年に始まった、日本の朝鮮半島と満州における権益拡大を巡って、日本とロシア帝国の間で戦われた戦争である。日本が勝利したが、日本は賠償金を得られなかった。
4-2(2):まとめの中の[ e ]には、どのような内容が当てはまりますか。簡潔に書きなさい。なお、文章中の2か所の[ e ]には同じ内容が入ります。


解答 : 外国産の石炭が輸入される
解説 : まとめの文章を見ると、グラフⅢを見てわかることとして、「石炭の総供給量が増加していったにもか関わらず日本国内産の石炭の供給量が減少していった」と書かれている。また、「日本国内の石炭の生産量も減少しており…」とあり、ここから国外から安価な石炭を輸入するようになったことが推測される。よって、安価な石炭を海外から輸入するようになった、という内容が適当である。
4-3:下線部③に関して、中野さんは、スマートフォンが普及したことによる社会の変化に興味をもって、「デジタル・ディバイド」が広がっていることを知り、このことについて調べました。次のノートは、中野さんが調べたことをまとめたものであり、下の会話は、班員が、このノートを基に話し合いをしたときのものです。会話中の[ A ]・[ B ]には、どのような内容が当てはまりますか。それぞれ簡潔に書きなさい。なお、会話中の2か所の[ B ]には同じ内容が入ります。


解答 : A 年齢が高くなる B 誰もが等しく
解説 :
[ A ]について。
グラフⅢを見て、「[ A ]ほどデジタル機器を利用していない」という文に当てはまる言葉を考えると、「年齢が高くなる(上がる)ほど」という内容が適当である。
[ B ]について。
前提として、デジタル・ディバイドとは、情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差のことである。また、1つ目の[ B ]の前の言葉で、「機会の公正」という観点が出てくるので、総じて考えると、[ B ]には、「誰もが等しく」や「公平に」などの言葉を当てはめるのが適当である。
